19日は実家の父の誕生日だった。
不肖の娘のワタクシはまるっきり忘れて実家に電話して母からそれを知らされたのである。
ちょいとあせりながら替わってもらった父に 「おめでとう!」って言ったら
「これでオレも苦しいのを超えたんだよ」とのこと
「ん? なあに?」と聞いたら
「82になっただろう。これで苦しさ二乗の81歳を超えたと思って」とのことだった。
いつも飄々としている父だけど このところ兄二人の死と自分の脳梗塞の軽い後遺症などでちょっと気弱になっていた。
冗談ぽくだけど 「もうオレもいつ死んでもいいや」などと口走っていたし。
思ってた以上に凹んでたのかもね。
「Tが死んじゃったらなんだかオレが長生きしなきゃって気持ちになってきたよ」
先週仲良くしていた隣のご主人が亡くなった。肺がんだったが、そう苦しまずに、珍しいことに最後まで自宅で看取られたそうだ。嫁に出した娘二人とそれぞれのつれあいと孫たちに囲まれてウチの父と母もなくなる前の日までお見舞いに行って会話できたという穏やかな亡くなりかただったらしい。
ロー☆リーでも町内会でも、長老として二人で色々指示を出したりしていたからまた父はこれで淋しがるだろうなと秘かに危惧していたんだけど。
「Tはオレより5歳も若かったんだよ」
「そうだったの? パパより髪の毛少なかったよね」
「そうだろ オレのほうがフサフサだったよな」(まあいい勝負だったが)
「じゃ これから☆町の町内会はパパが一人で仕切らなきゃねえ」
「そうなんだよ 色々考えたら まだ死なないほうがいいやと思うようになってなあ」
「そうなの? じゃ 今まで以上に気をつけて長生きしてよね。OOたち(息子)もじいじのこと大好きなんだからさ」
「そうだなあ ひ孫の顔も見なくちゃなあ」
だそうだ。
やっぱり自分の兄弟や友人たちが一人、また一人と旅立っていくのを見送るのは淋しいもんなんだろうなあ。
あまり強がりは言わないヒトなので今日の言葉が本心から出たものだと思いたいし、私がそう気づいてないところで秘かにずっと凹んでいて、今日それを吹っ切ったと信じたいと思う。
ホントに九九を超えて楽しい気分でいてほしい。それには私も今までより気を配らなくてはいけないんだけど。
不肖の娘のワタクシはまるっきり忘れて実家に電話して母からそれを知らされたのである。
ちょいとあせりながら替わってもらった父に 「おめでとう!」って言ったら
「これでオレも苦しいのを超えたんだよ」とのこと
「ん? なあに?」と聞いたら
「82になっただろう。これで苦しさ二乗の81歳を超えたと思って」とのことだった。
いつも飄々としている父だけど このところ兄二人の死と自分の脳梗塞の軽い後遺症などでちょっと気弱になっていた。
冗談ぽくだけど 「もうオレもいつ死んでもいいや」などと口走っていたし。
思ってた以上に凹んでたのかもね。
「Tが死んじゃったらなんだかオレが長生きしなきゃって気持ちになってきたよ」
先週仲良くしていた隣のご主人が亡くなった。肺がんだったが、そう苦しまずに、珍しいことに最後まで自宅で看取られたそうだ。嫁に出した娘二人とそれぞれのつれあいと孫たちに囲まれてウチの父と母もなくなる前の日までお見舞いに行って会話できたという穏やかな亡くなりかただったらしい。
ロー☆リーでも町内会でも、長老として二人で色々指示を出したりしていたからまた父はこれで淋しがるだろうなと秘かに危惧していたんだけど。
「Tはオレより5歳も若かったんだよ」
「そうだったの? パパより髪の毛少なかったよね」
「そうだろ オレのほうがフサフサだったよな」(まあいい勝負だったが)
「じゃ これから☆町の町内会はパパが一人で仕切らなきゃねえ」
「そうなんだよ 色々考えたら まだ死なないほうがいいやと思うようになってなあ」
「そうなの? じゃ 今まで以上に気をつけて長生きしてよね。OOたち(息子)もじいじのこと大好きなんだからさ」
「そうだなあ ひ孫の顔も見なくちゃなあ」
だそうだ。
やっぱり自分の兄弟や友人たちが一人、また一人と旅立っていくのを見送るのは淋しいもんなんだろうなあ。
あまり強がりは言わないヒトなので今日の言葉が本心から出たものだと思いたいし、私がそう気づいてないところで秘かにずっと凹んでいて、今日それを吹っ切ったと信じたいと思う。
ホントに九九を超えて楽しい気分でいてほしい。それには私も今までより気を配らなくてはいけないんだけど。