局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

老夫婦の日々

2009-10-17 20:19:33 | 日々の生活
実家に行ってきた。
実家方面で母と用事があったのと、明日、一緒にこちらで邦楽関係の催しに二人で出席するため。
母の着る着物を選び、一緒に車で東京に戻ってきた。

座敷に母の着物を色々拡げ 季節的にはどれが良いか、あまり目立ちすぎるのもナンだけど、あんまり地味じゃ つまんないよね~ などとためつすがめつ・・・
最終的には ウサギを刺繍したグレイ地の紬の訪問着にするか、ぼかしの色無地に加賀友禅で花を染めさせたちりめんにするか・・・ どちらかに絞ってからわざわざ羽織ってみて決定(明日  アップします)

着物と帯が決まったら帯揚げ帯締めを選び出し 更にバッグと草履も合わせる。
細雪の気分である(あんな御大家じゃないけどさ)

いくつになってもこういった オベベ遊びってのは楽しいものである。よくぞ女に生まれけり。

今回 つくづく思ったのだが、実家に老夫婦二人。
やっぱりどちらが欠けても困ってしまうな~ってことだった。
二人とも年のわりには元気なほうだとは思うが、母はここ1年でずいぶん足が衰えてきたみたい。
去年一緒にハワイに行って一日歩き回った頃より明らかに足の筋肉がおちている。
元々細いヒトだけど 足なんてまるで棒みたいである。
自分でも 転ぶと寝たきりになるからゆっくり慌てずにと自分に言い聞かせて歩くようにしていたら脚力が衰えちゃった とのこと。
東京での駅の階段の登り降りなども昔よりなんとなく危なっかしくて時間がかかるようになってしまった。
しかし、記憶力・判断力を始めとして頭はしっかり ボケの兆候はないみたい。

父は朝夕の犬の散歩で未だに一万歩くらい歩くほど健脚で、ちょっとした力仕事などもできるが、とっさに言葉が出にくくなったり判断力がイマヒトツな感じが出てきてしまった。
昨日も私が犬の世話をしている間に鍋が吹き零れそうなので ちょっと見てくれると頼んだら 見るだけで吹き零れそうなのをどうしていいかとっさにわからない状態。
ガスを止めるって動作に繋がらないのよね。

で、父と母と二人で暮らして両方をおぎないあってちょうどよいって感じなんだけど。
それもだんだんと二人とも衰える部分が多くなって そのうちどっちかが居なくなっちゃうのかな・・ などと いつかは来る事のシュミレーションもしておかなきゃならないなあ などと 考えだすと憂鬱になってくる。


まあ人間の定めですけどね。

父の日課のNHKのみんなの体操



NHKってこういった地方の保守層に支えられているのね~ とつくづく思った。
これだけ活用してれば受信料も払い甲斐があるってもんである。

今夜は犬と一緒に一人で大丈夫かしら?
今 母が電話して 「カギ閉めた? ストーブなんてつけてないでしょうね? 火を消し忘れると困るから寒くなったらさっさと布団に入っちゃってね」と指示している。やはり父を一人残すのも一泊以上は心配な状態らしい。


実家の庭で咲いていたマユハケオモト 可愛かったので映像アップします。
名前も可愛い・・・



コメント
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