気まぐれドライブ

オットは昨夜大学の後輩（現役学生）を連れて飲み会だった。サッカー部の後輩が毎年この時期になると夏の大会の寄付金集めがてらオットの職場見学にくるのである。職場の近くの寿司屋で飲んで　学生から　「廻ってないお寿司を食べるなんて何年ぶりかです」と感動されたらしい。帰りは自分の部屋に泊まったので昨夜は帰還せず。今朝１０時ごろ帰還。

どうせ若い子と一緒に飲んで二日酔いだろうから帰ってきてもどこにも出かけないと思っていたがなぜか元気。
朝早くからの猛暑でゲンナリしていたワタシに　「どこか行こうよ」と提案する。
このブログの読者様ならお分かりだと思うが　ワタシは普段わりに好き勝手しているようだが、オットがウチにいる日というのはなるべく一緒にいてアチラさまの意向に沿うことにしている。あちらの休みの時くらいは付き合わないとホントに一緒にいる時間がないし、ある程度付き合っておかないと　イザって時に一人で遊べないということもあるので。

だから日曜日　オットが本当に疲れ果ててウチでゴロゴロしている日は本を片手に一緒にゴロゴロし、どこか行こうぜ　と言う日は（めんどうな時もあるが）一緒に出かけることにしている。

今日はお出かけバージョンであった。
しかもよくあることだが　目的無しにどこかに行こうぜ　バージョン。

さすがにこの暑さ　歩き　電車　自転車はキツイのでドライブ。
どこへ行くのかと思っていたら　第三京浜に乗って横浜で降りる。

そしてこの店に



麦田町にある中華料理屋 奇珍楼である。

ワタシはラーメンは殆ど食べない（一人前食べると胸焼けがする）のだけどここの　ネギソバだけは不思議に食べられる。
中華街がすぐそばなんだけど横浜で中華といえばここに行ってしまうのよね。
お店の雰囲気はレトロと言えば聞こえはいいが　町の中華料理屋である。　この日もとなりのテーブルは常連さんらしい坊主頭につっかけを履いた兄ちゃんがフィリピーナらしいグラマーなおねえちゃんを連れて　「いつもの」と注文をしていた。そんな店。
しかしいつも混んでいるし、遠くからのファンもいる隠れた老舗らしい。

ワタシも二年ぶりくらいだったが

今日も生ザーサイと


ネギそば食べました。　ホント他にはない食感の極細めんにあっさりスープが絡んでおいしい。これでもかと言うほどネギの細切りが入っている。変わらない味が嬉しかった。


オットは五目ワンタンメン　（これはイマイチであった）


食べ終わって外へ出たら浴衣姿の若い子たちに遭遇。

「そう言えば今日は横浜の花火大会じゃなかったっけ？」

ここで花火を見よう！　とならないのが局家である

「そうか　じゃ　早く帰ろうぜ」

大体　人混みとお祭りは嫌いってところが共通しているのである。年とともにその傾向がどんどん増してきてしまった。

ちょっとだけ中華街で食料（シューマイとザーサイとピータンと月餅）など買い込む


ここでも浴衣の若い子が。一人藍染のすっきりした浴衣姿（竹せんっぽいシンプルな柄に博多帯を胸高に結んできちんとした着付け）のとても可愛い子がいたのでオットをつついて
「綺麗な若い子が浴衣着ると可愛いね～」と言ったら
「綺麗な若い子は何着ても可愛いんだよ」　だそうだ。　確かに・・・　

しかし綺麗な子はわりに昔ながらのすっきりした浴衣を普通に着こなしているが　レースの半衿だのラメラメの兵児帯などでキャバ嬢のコスプレみたいな浴衣を着ている子に限ってあまり美しくないのはどうしたものなのだろうか？というどうでもよい議題で夫婦議論を戦わす。


しつこい甘栗売りから何個かもらうだけもらい、タピオカ紅茶とともに歩きながらのおやつタイム。

交通整理のおまわりさんがポツポツ姿を現し　渋滞が出始めた山下公園界隈を抜けてさっさと首都高へ



帰りは湾岸線経由


新しくできた渋谷の下のトンネルを通る時に　オットの偏愛する番組笑天大喜利だったので　声が聞こえないじゃないかと口惜しがるオット。
日曜日、このユルイ番組を見て明日からの「戦いの日々」へと切り替えるモチベーションにするのだそうだ。
「もう飽きたよ～」と文句を言って「じゃ、お前絶対笑うなよ」と言われながら　菊ちゃんのダジャレに笑ってしまうワタシ。



手抜き夕飯。
午前中作っておいた　鶏モモを煮込んで冷やしたもの　夏野菜の揚げひたし（ナスとゴーヤ中心）　キュウリの即席漬け　買ってきたフカヒレシューマイ　お隣からもらったさつま揚げをあぶったもの　枝豆　

プレミアムモルツで乾杯。