局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

自己嫌悪の沼に片足突っ込む

2022-05-06 15:20:58 | 日々の生活
って、いつも割とポジティブ思考の我ながら珍しいことと思うけど、たまには愚痴る。
家族には言えないもので。

ステージⅢからの癌サバイバー、「死ぬのを忘れている人」と秘かに認識している姑が、三連休の前日に高熱を出した。
オットが前々日に施設に行って「どうも様子がおかしい」と思って職員と連絡を密にしておいたそうな。
発熱中、ただちに救急搬送、尿路感染症らしいので抗生剤点滴、食欲もないので高カロリー輸液。

その夜にはだいぶ熱も下がって楽になったらしい。

それまで見届けて帰宅したオット。何かあれば当直の医師も看護師もただちに処置&連絡してくれるし、安心安全な環境だと思うんですけどね。
心配でならなかったらしい。
この日は美術館に行く予定だったのにさ。

「やっぱりおふくろの所行こう、悪いけどお前も来てよ、おふくろ、お前が来ると安心するからさ」




まあ いいお天気、行楽日和ですなあ







飛行機に乗ってどこかに行きたいですなあ

結局病院に行っても私は病室は入らず、個室のドア前で手を振った程度
思ったより全然元気そうだった。

39℃の発熱のあと、抗生剤が効いたにせよ、回復する93歳はやはりスゴイ。

15分くらいでオットも安心したのか他の用事をすませてからの帰り道、姑から私のスマホに電話がかかってきた。

「局さん、来てくれてありがとうね。あなたが来てくれると本当に安心するのよ。あなたがしっかりしているから、〇〇(オット)も私も安心していられるのよ。」だってさ
別にワタシは何もしてないですけどね。オットが運転する私の車の助手席に乗って移動してきただけだ。
それでも

「アハハ そうですね。安心してお母さんも良くなってください」と言ったら
「そうね、そうね」と泣かんばかりの姑。オットは
「俺がこれだけしてるのに、なんでオフクロはお前を頼りにするのかな?」だそうな。
「オフクロ、お前のこと好きなんだなあ・・・」とも

それで私が多少自己嫌悪におちいるのって、私は彼女をどうがんばっても好きになれないこと。
色々私が行動するのは彼女のためじゃなくて彼女をこよなく大切にしているオットのためだけだってこと。
そんな思いとうらはらに耳障りの良いことを言ってる自分。
嫌なオンナだね、まったく。

私は常々、立場が変わったらどうだろう?客観視したらどうだろう?って考えることにしているが、もし将来ワタシがこういう状態で、ムスコやムスメの世話になる時が来て、お嫁ちゃんのM子ちゃんが口と裏腹に(あ~この人好きじゃないなあ)と思われてたら嫌だなと思うから余計辛い。
姑の嫌な所や言われてきて嫌だったことはM子には見せずにいられてるつもりなのは、いわば偉大な反面教師が近くにいたからだったと言えるんですけどね。

それにしても、周りの友には恵まれ、そうトラブルもなく過ぎて来た自分の時間の中で、どうして姑だけがここまで気が合わないんだろう?と思ってしまうんですね。しかも私が一方的に嫌がってるところがかえって辛い。

昨日もですね。近隣でのサブ仕事があったオット、そこでもちょいとトラブルがあって解決してから夕方帰宅したところ病院から電話がかかってきた。
また微熱が出て、今度はタンが絡んでいて何度か吸引したらしい。
すぐに行くというのを「ちょっと休んでからにしなよ」ととめて、これからの方針を聞いてみたんですね。
私の両親にも姑にも、その時がきたら、無駄な延命処置をしない方針なわけです。
胃ろうだの高カロリー輸液だのしながら痰吸引で苦しい思いをさせながら多少寿命を延ばしたらかえって苦しいんじゃないのか?
私だったら痛みだけとってもらって最期はさっさといかせてほしいしさ。
姑がオットの生きがいの一つだとしても、その心のよりどころのためだけに延命に懸命になって欲しくないんだよねってのもオブラードに包んで言っといた。
お母さんがいった後はあたしがその穴埋めてやろうやんか!とも。

その後病院に行って様子をみたらしく
「母は呼吸苦もなく平穏無事、熱は多少あるけど尿も出ている。明日胸のレントゲンで肺炎の有無を見る予定
心配かけたね」とlineが入った。

心配なのはあーたの心身だよ と 思いながら 「全快するといいね」と返事した自分にまた自己嫌悪。

昨日美味しい店で柏餅を買っといたのに食べないで行ったから、私は今朝は柏餅で朝食。



庭のジャスミンとカオリバンマツリにちょっと癒される。
コメント (14)
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