局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

花火の思い出

2023-08-01 00:26:03 | 記憶の箱
話は前記事の丑の日から前後しますが、先週の土曜日に4年ぶりだかの隅田川の花火大会がありましたね。

オットは職場からの帰り道が影響されるので渋滞覚悟で車で帰って来たが、そう大変じゃなかったようだ。
人混み嫌いな局夫婦は当然現地で見物する気はないのでTVで鑑賞。





今年はコロナにも雨にも邪魔されずに最後までできて良かったね、TV東京 高橋父娘。
以下、花火の写真はTV東京の画面を映したものです。

そういえば混雑嫌いのワタシも一度だけ、この花火大会に出向いたことがあったのである。
そう、あれは10年前・・・・

30分だけ花火大会 - 局の道楽日記

昨日は花火大会に行った。お弁当ビール飲み放題つき招待券があるからと、我が畏友舞台友Nが誘ってくれたのである。実はですね、ワタクシ、東京の花火大会ってもの考えてみた...

goo blog

 


この時、舞台友Nに誘われて浅草まで出向いた。スカイツリーのすぐ脇のような小学校の屋上の特別席を用意してくれたのは、彼女の恩師の団塊オジであった。
その後の経緯は↑の記事を読んでいただけばおわかりと思うが、始まって30分もたたないうちに雨が降り出し、それは激しい夕立となり、大会は中止、見物客たちはびしょぬれで帰ることになった年であった。

もちろん最後まで見たかったが、あれはあれで忘れられない一日になったな~と読み返して思う。

そして、この時、色んなコネを駆使して、私達をあの屋上の特等席にいざなってくれた団塊オジは、もうこの世にいない。
3年ほど前に肝臓がんで亡くなってしまった。




スカイツリーと月と花火。都会ならではの景色ですね。
そういえばこの近くのタワマンの高層階に住んでいたワインと料理好きの若者に「花火もよく見えるから今度みんなで来てね」と誘われたこともあった。ワイン仲間の妙齢の独身美女のカレシだったが、彼女がふっちゃったのでその話は当然無しになった。
何を思ったか彼はそのマンションを売って南の島に移り住んだかと思ったらそこで事業を始めて成功して、福祉事業などにも携わり、定期的に外国にも短期滞在しつつ自由に生きているのはインスタで知れる。
彼と別れた彼女は結婚して2年持たずに別れてまた独身になった。



花火と屋形船 この屋形船に同窓会メンバーで乗り込み宴会をしたこともあったっけ。もちろん花火の日じゃないですよ。
次から次に出て来るテンプラにヘキエキし、せっかく川の上にいるのにあたりの景色もそんなに見ないでビールを飲むのとおしゃべりに終始して「これじゃわざわざ船にのる必要もないね」ってことでその年だけで終わった。
そういえばコロナの初期の頃、屋形船で宴会していた方たちが次々に感染したってこともありましたね。
あの初期の頃のコロナは確かに恐ろしいものであった・・・



フィナーレの花火は華々しく、TV鑑賞ながら気分は高揚した。
しかし、花火の終わったあとのポッカリ空いた夜空は寂しいもんですね。
そんな気持ちを抱えながら、浴衣の乙女たちとそのお相手や会社の同僚、家族連れは混雑の中帰っていったのでしょうね。
この日の都心は遅くまでうごめいていたに違いない・・・

しかし、何となくこの日、10年前からこの日まで、近しい所にいたのに遠ざかって行った人、環境を変えて新しいことを始めた人の事がなぜか頭を過ぎり、その時の流れが川だとすると、自分がそこにただ立っている一本の杭のように思えてなんだか虚しい気分になった。
10年前の自分の記事を読んでみて、ムスコは海外に居て、その後日本に戻り子供も二人授かり、忙しいながら充実はしているらしい。
ムスメもこの10年で結婚して海外で2国過ごし、子供も授かり、もうすぐもう一人増える。
オットはオットで相変わらず忙しい日々。特にコロナに振り回されつつも、どうにか無事に老骨に鞭打つ日々。
その反面、両親と姑は、この10年で老いて施設に入ることになった。
なんだか自分だけその調整役に徹して過ごしてしまったような気もしないでもない(そりゃ~色々楽しみ事はしてますけどさ)


自分だけが変わらず進歩もしてないと思うのは、ある意味大きな病気やアクシデントがなかったってことなのかもしれないが、色々あありながらも漫然と過ごしちゃったのかなと10年の流れの速さにある意味愕然としたりもする。

花火っていうのはノスタルジーに浸らせもするが、この先の未来も考えさせられたりするもんですね。



もちろんこんな頃には戻れないけどね。
これから彼女が季節を重ねてどんな大人になっていくのだろうか? それをどこまで見届けることができるのだろうか?

コメント (11)
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