雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚175
正月休み明けた金曜日は御曹司クン@コーヒー屋、
その翌土曜の早朝、迎えに行ったら花サンは笑ってくれた、
「おはよ、昨夜もメールありがとう、笑」
昨夜、御曹司クンと面会後の帰宅電車からメール送ってある。
それが正解だったな思いながら笑った、
「やっぱ花サン、昨日は何話してんのかなって気になってた?笑」
「それは気になるよー相手が誰かなんて解かるし、」
もう気づいてるよ?そんな貌で笑ってくれる。
だから訊いてみた、
「話してたこと最初に聴きたい?それとも夜ゆっくり聴きたい?」
今この車内で話す方が良いのか、それとも夜に話す方が良いのか?
その選択に花サンは少し考えて答えた、
「昼ごろ聴きたいかな、夜だと凹みそうだし今すぐだとナンカ一日ずっとソレになりそう、」
正しい選択かもね?
そんなこと想いながら概略だけ笑いかけた、
「御曹司クンと花サンなら自分は花サンを選ぶよって言ってきた、そういうの迷惑?笑」
択一って女性は大事な人が多い、男でもそういうタイプは沢山いるけど、笑
そして今の花サンには大事なんだろ思うから正直に言った隣、笑ってくれた。
「迷惑じゃないよ、こういうの変かもしれないけど嬉しい。でも嫌なこと言わせちゃったね、ごめん、」
「ま、良い気持ちはしないけど仕方ないよね?笑」
笑って答えたら視線こっち向いて、
そのまま思ったことを話してみた、
「昨夜、御曹司クンのこと泣かせちゃったんだよね、花サンが好きな人を泣かせたりしてゴメンね?」
彼を泣かせることを花サンは望んではいない、ただ知りたいだけ。
そう解ってるから言ったら笑ってくれた、
「こっちこそごめんね、ほんと嫌な役やらせちゃって、」
「いや、コレはほんと花サンの所為じゃないから謝らないで?笑」
ホントに花サンの所為じゃない、だって御曹司クンが泣いたのは自分の所為だ。
それくらい自覚しているから答えて信号待ち、花サンに訊いてみた、
「手首、見せて?」
本音、昨夜もずっと気になっていた。
もし新しい傷が増えたら嫌だ、そんな願いに腕時計を外して両手首とも見せてくれた。
「あれから切ってないよ?約束だから、笑」
良かった、
って心からほっとした、少しは援けになれるのかなって嬉しかった。
でもホントに支えられるのは自分じゃないことも解ってる、だから訊いてみた、
「お母さんと一緒に寝た?笑」
「一緒には寝てないけど、一昨日の夜いっぱい話したよ?」
「いろんなこと?笑」
「そ、色々と、笑」
なんて会話しながら車窓の陽は高くなっていって、で、昼ごろになった。
おーるブログトーナメント
Aesculapius「Chiron3」とSavant「夏嶺の色7」校了です。
第78話「冬暁2」とFavonius「少年時譚33」まだ加筆します、それ終わったらAesculapiusの続き予定です。
この雑談or小説ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続けるバロメーターにもしてるので。
楽しんでもらえてたら嬉しいんですけど、ってことで今夜も短いけど続きです、笑
取り急ぎ、
智
にほんブログ村
にほんブログ村
blogramランキング参加中!