雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚190
1月上旬月曜、終業後20時過ぎ、
週末は雪山で疲れていたけど同僚御曹司クンに時間ほしい話したい言われて、
週初めから飲みに行ったダイニングバーの半個室にて、会話の主題は花サンのことになり、
「おまえが少しでも花さんのコト大事に想うなら、ちゃんと向きあいな?おまえの身勝手が付けさせた傷だから、責任ないとは言えないだろ?」
「でも俺には田中さん、心開かねーもん…おまえとは違う、」
「おまえも花サンに心開いてないだろ?だから会話にならないんだろが、」
「別にイイもんね、どーせ元から会話なんかホントには出来ないしさー…おまえみたいに言わないで解かってくれるのが嬉しいし、大好きになる、」
なんて対話は=会話成立58%って気がして、
そんな御曹司クンに正直そのまま言ってみた、
「おまえはコッチが今なに言いたいか解ってないよね?笑」
なんで今ここに座って向きあってるのか?
そこらへん通じていない相手はジントニックひとくち飲みこんで言った、
「おまえこそ解かってて無視してるじゃん、俺がホントは誰が好きでどうしたくてこんなことしてるのか解ってるくせに、」
解ってるから、嫌なのにな?
なんで御曹司クンが花サンと時間一緒にするのか暴くのは正直嫌だった、
もし言われてしまえば本気で嫌いになるかもしれない、それが正直シンドイ。
なんてシンドイ想ってるアタリ自分は結局のところ嫌いになりたくなくて、だから言った。
「ごめん、おまえが花サン傷つけること正当化するほど嫌いになると思う、だから止めてくんない?」
ほんと止めてほしい、だからこのとき顔は笑ってなかったと思う。
いつもと違う貌になってるだろな?そんな自覚のままジントニック飲んでポテトかなんかつまんで、
そのまま何も言わないで御曹司クン眺めてたら暗めの照明にも御曹司クンの目が潤みだして、ぽつんと言われた、
「…無表情だとおまえの顔、恐いんだなー…」
コレときどき言われるんだよね、笑
なんて内心ちょっと可笑しくてつい笑った、
「三白眼だからね、笑」
「え、?」
意外だな?そんな感じの声がこっち見て、
その貌に笑い一瞬納めて真顔して、また笑ったら御曹司クンほっとした貌で言った、
「ほんとだ、おまえって三白眼なんだなー今まで気付かなかった、」
「子供の頃から三白眼だよ、だから真顔になると人相悪いんじゃない?笑」
「三白眼のせいもあるかもしれないけど整った貌は無表情だと冷たく見えるじゃんか、おまえホント冷たく見える、」
「おまえには特に冷たいからね、笑」
「っ…それ今マジでへこむんだけど、拗泣笑」
なんて会話に御曹司クンは緊張を解きだして、
飴と鞭と飴みたいな状況に言いたいこと言わせてもらった、
「前にも言ったけどさ、恋愛の駆け引きとか自分は苦手だし、誰かを利用するやり方って好きじゃないんだよね。で、おまえ何のツモリで花サンをヤったわけ?」
こんな言い方は詰問、きっと追い詰めるんだろな?
そう解ってたけど訊いたまんま御曹司クンまた泣きそうになった、
「…無表情こわい、拗」
「怖くて結構だね、さっさと答えな?」
真顔で言いながら、ほんとはちょっと笑いたくなった。
なんだか尋問みたいだな?なんて思うとつい笑いたくなる、でも内容がマジメだから笑えない。
なんだってコンナコトなったんだろう?
とか思いながら何ドコで間違ったのか考えて、
考えるほどドウにもしようがないな思ってる前で御曹司クンが言った、
「おまえといられる彼女が羨ましかったし、おまえのこと話せる相手なら楽しい思って、さー…なんでもいいからオマエと繋がってたいから、」
こんなこと言われて自分が喜ぶとか、本気で思ってるんだろうか?
第78話「冬暁8」もうすこし加筆の予定です、
不定期連載Favonius「少年時譚36」加筆校正します、
そのへん終わったらAesculapiusか短編連載をUPするつもりです、
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楽しんでもらえてたら嬉しいんですけど、ってことで短いけど続きです、笑
取り急ぎ、
智
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