雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚196
1月上旬の火曜日、仕事帰り花サンといつもの店で呑み始めて、
前夜の御曹司クンとの会話そのまま話して、で、大晦日に出会った歯医者の話もして、
「申し訳ないけどその姪っ子ちゃん嫌われるの納得だな、えっちさせれば愛されるって期待も気持ち悪いし、相手のコト本当には考えてない。
歯医者サンも気持ち悪かったろなって思うよ、嫌でも断れないとかレイプされるのと同じだし…でも私とその女の子ちょっと同じかもしれない?」
なんて花サン自嘲気味に笑って、で、思ったまま言った。
「ちょっと花サンは違うと思うよ?妄想じゃなくて現実に御曹司クンから迫られたんだし、ヤろって誘ったのは御曹司クンからだろ?
だったら妄想チャンとはカナリ格差だよね?言いだしっぺがアチラサンな点と、女ではいちばん好きって言われたアタリ違うし、笑、」
なんて返事しながら、
いっそ花サンが妄想ちゃんレベルに無神経傲慢なら楽だったかもしれない?
だけどソンナ花サンだったら自分も一緒にいない、こういう不器用だから好きなんだけど?
なんて考えの矛盾に困った、笑
いつも仕事に人にナンダカンダ言っても真っ正直な花サンだから自分も友達になった、
亡くしてしまった大事な初恋ずっと抱きしめて、独りでいることも楽しいって幸せに笑う花サンは器用で不器用で、
そういう恋愛も生き方もシンドイこと少なくない、その息苦しさに手首すら切ってしまう純粋の不器用は哀しくて、だけど綺麗で一緒にいたい、
だから友達で傍にいる、そういう相手は冷酒のガラス猪口を片手に笑って言った、
「ね、その歯医者サンちょっと彼と似てるカンジするな?周りを気にしすぎて窮屈なとこ似てる、トモさん好かれちゃいそうだね?」
ほら、やっぱり鋭いんだよね?
こういう鋭敏さが気がつきすぎて苦しむこともある、
それが御曹司クンの本気じゃない本音にも気がつかせた、
だから妄想チャンみたいな気楽が花サンにも少しあったらと思ってしまう、そんなこと考えながら笑った、
「本のおススメ教えてってメールなら来てるよ、笑」
「やっぱりねー、御曹司サンみたいなことならなきゃ良いけど、笑」
なんて切り返されて、
冗談だろ思いながら冷酒注ぎながら笑った、
「歯医者のアトトリ坊ちゃんだよ?まともな結婚したいだろ、だから未成年ちゃんに困ってたワケだしさ、笑」
「あ、医者とかって倫理違反みたいの厳しいもんね?未成年とか絶対的アウトでしょ?」
「最悪は免許剥奪とかだね、だから偽善者ぶるのも破綻したんだけどさ、笑」
「偽善者ぶるのはよろしくないよね、ある意味良い薬だったんじゃない?」
ってカンジの会話して、そしたら花サンが言った、
「でも、大人同士ならゲイでもバイでもありだよね?」
それどういう意味で訊いてくるんだろ?
歯医者と御曹司クンが似ている=歯医者もゲイまたはバイセクシャルになる可能性がある
↓
歯医者もゲイまたはバイになり大人同士で恋愛する
+
「歯医者サンちょっと彼と似てるカンジするな?周りを気にしすぎて窮屈なとこ似てる、トモさん好かれちゃいそうだね?」
っていう会話からの図式に発言して来ているんなら、ソレはつまりそういう話だろうか?
こんなこと言ってくる酔っ払いサンの発想も笑顔も可笑しくて笑って返事した、
「本人合意なら良いんじゃない?笑」
さっくり返事しながら話のベクトル可笑しくて、
もう違う話題になりかけてるアタリ復活な気配に笑ったら花サンが立ち上がった、
「ちょっと洗面行ってくるね、中座ゴメン、」
「どーぞ、笑」
笑った向かい、化粧ポーチとハンカチ持って花サンは半個室を出て行った、
テーブルに携帯電話は置いたまま、それが宣言みたいだな思いながら自分の携帯電話を出して、
で、開いたら案の定だけど受信メール入ってて、それが2通だった。
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第78話「冬暁11」もう少し加筆校正します、
Savant「Vol.8 Birthplace 晨の故山 act.1」読み直したら校了です。
それ終わったらAesculapiusの続きか短編連載を予定しています、リクエストの書けたらいいんですけど、笑
今夜もかなり眠いです、夏風邪かるくひいたらしく微熱っぽい1日だったんですよね、笑
で、昨日もバナー押してもらえたので短めですがコレもUPしました、
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取り急ぎ、
智
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