前日に水を試験貯水した泥水地は案の定、大穴が開いて水は失われていた。水の流れを止め掘り下げた後、突き固めながら土を盛り上げてようやく漏水が止まる。しかし地下1mのところにはスイカが転がる空洞が残ったままだから、ぶり返す可能性はある。
次段の泥水地は浸食溝だが、なにせ大きく深い。周囲の土壁を崩して底にするという作業を繰り返し、ようやく2mの深さが1.5mまで浅くなった。崩した土で溝を埋め戻し、そこに泥水地を作るから、現在の泥水地より水位は1mは低くなるだろうと見ている。
土を削り底を踏み固めていたら、いつものグループが来て、その中の4人が午前と午後に居ついてしまった。最初は沢蟹やケラ、カタツムリなどを見つけて喜んでいたのだが、午後は泥遊びに興じて大騒ぎ。そんな訳で予定した作業量は出来なかったが、久しぶりに幼児に遊んでもらった。満足に言葉も出ない歳でも、スコップやフォークは持ちたがるし、泥に入りたがる。それを止めない若い母もたいしたもんだ。
2歳に満たないのに地下足袋をはいてきた児がいたが、親の趣味とは言え、これにはびっくりだ。負けた!。