出掛けに台風20号の余波で雨がポツポツと落ちてきた。「降られたら帰ればよい」と道具の手入れに出かけた。出かけて大正解だったのだ。恋焦がれていたシロマダラを捕獲できたのである。
越冬中の3匹を見たのが最初だが、カメラの持ち合わせがなく撮影出来ず、翌日以降は「越冬中だから…」と露出させなかった。同じ場所の環境が変わらなかった数年間、確認に行ったのだが居合わせず、昨年だったか、捕食残しの尾部15㎝程を手にすることが出来た。
今回は体長40㎝の成体で、実際に手に取って見ることが出来たのだ。視認する事は珍しいから、市内の動物園の担当者まで持って行ったが、「飼育スペースが無いから」と結局は元の場所に放したのである。
出合えて感激、手に取ったら反撃、指をかまれて痛撃と、なんともまあドラマチックな出会いであった。ヒバカリに噛まれた時は痛くもなんともなかったが、シロマダラは歯があるようで出血してしまった。鋭い痛みではなかったけれど、親指の関節を二回噛まれたから傷跡も4か所出来ている。見ていてニタニタする自分が可笑しい。