自転車の泥除けにカマキリが見えた。なんでこんなところにポツンと一匹、と思わぬ訳でも無かったのだが空模様は降ったり曇ったりのこの日、久しぶりの猛暑日から解放されているとは言え、小雨模様の有る日では自宅蟄居・謹慎である。だからこそ暇つぶしにカメラを向けたのだが捕食しかぶりついているのはハエトリグモであった。フイールドのカマキリがツチイナゴを食べているのに出くわしたときは頭部を齧るガリガリという音が聞こえて「凄いものだ…」と驚いたのだったがクモでは音が発生する様な食感ではないだろう。想像するにトロロ芋を齧る感じに近いのだろうか⁉。
さてそれはともかくカマキリもハエトリグモもどちらも捕食者としての地位があろうけれど一方的に食べられるだけの立場になる蜘蛛を見ていると生きる事の厳しさを垣間見た。こんな記事を載せるしかない状態なのは猛暑日続きでフイールドには出かけず、今度は梅雨空で家から出られず、で記事が無くなってきたためもある。頭髪が無くなるのは致し方なしなのだが記事が無くなるのは活動が無いに等しく頭頂部のように侘しい限りなのだ。俳句や川柳などはビビビッと降臨が無ければ文字にならず頭部の光輪だけでは人生、生きられないな金輪際・・・。