悪い奴ほど良く萌える、ホントにしぶとい。上の池のオオカナダモも先日に抜去作業をしたばかりなのに既に水面のココカシコに先端を見せている。先端産業ならぬ先端惨行をまたまた始めねばならない。
さて、過日に駆除作業を行ったワルナスビの駆除部分の確認に行ったところ更に6株ほど新しい株が見えたから晴れ間を使い除草剤を葉面散布して来た。散布液が乾燥するまで降雨が無ければ効果が出るだろう。購入した除草液はキャップを取り直接シャワー出来るようになっているが、それほど大量の除草剤を使うのはアウトであって、ここは選択的除草、つまりは直接取り除きたい草本葉面に泡状にして散布する。
この時期、農薬売り場を占有する店頭の除草剤の中には「虫も一掃できる」とうたった薬液もあるけれど、除草して生物も一掃する様な薬効は環境破壊に他ならない。自宅前がまだ空き地だった頃、所有者は除草剤を振り撒いて帰るのが当たり前だった。確かに簡便で便利だろうけれど、それにもめげず毎年草本はめげずに伸びていた。とは言え見えない土壌環境に悪影響は蓄積・変質も含め汚染はあるのだろうけれど警鐘は無いのがなんともはやでもある。
先日の事、十数年ぶりにワルナスビの発生源とみられる園地にキリギリスを楽しみに行ってきたのだが、ワルナスビの鋭い棘への注意書きは立っていたものの駆除は行っていない様子だった。開園以来、坊主刈りしていた園地は坊主刈りの部分と刈り高調整している区域と分けてあるように見えたのだがそうだとすれば園地の目的に少しは近づいたか・・・。最初の頃は全域坊主刈りで、県知事までお手植えした植樹祭までしたのに数百本の苗木すらその夏には刈り取られた手太楽だった事を思い出す。