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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ヤブニッケイの芳香蒸留水

2020-05-15 | 何よりの楽しみ
 ヤブニッケイのハーブチンキは年末年始で抽出してみた。しかし冬を迎えた、いわば老成した葉なので「こんなもんか・・・」の出来だった。ヤブニッケイの二回目は芳香蒸留水として作ってみようと思い立って作業の帰りに葉を摘んできた。しかし新芽は萌えだしているものの若葉の季節でも無くて、結局は緑は増しているけれど年越しの葉になってしまった。それでも揉んで嗅ぐと匂いは強烈だったので期待する。

 鍋に入るだろうの傘高を持ち帰り、先日に改善交換したほぼ新品の圧力鍋蒸気取り出し口のテストを含めての蒸留になった。取り出し口とした砲金製のタケノコからは蒸気漏れは無かったのだが蓋のパッキン部分から蒸気が漏れてくる。「葉の末端でも挟まっているかも・・・」と一旦火をとめて蓋を開けてみた。まあ微妙な位置関係だったのを中央部に寄せ押さえつつ蓋を閉じた。今度は蒸気漏れも見られなかったので、挟まっていたのだろう。最初の時、中に入れた葉の量は350gで、手で押さえないと山盛りになってしまう。これを押さえつつ蓋を閉じたので動いたのが挟まったのかもしれない。

 改善なった蒸気取り出し口のおかげで500mlを溜めるのに40分ほどで済んだ。しかしパッキンの密着度が悪いせいか蒸気として漏れ出てこなかったものの滴がまま滴下する。水を1200ml入れての蒸留で鍋の底に残った湯は約400mlだったから失った水の量は300mlになった。鍋の空焚きに注意をしなければならない。

 さて蒸留結果だが、さすがに臭いは強い。蒸留が終わって蒸された葉を片付ける段でも匂いが残っている。これでは一回の採水量を5割増しにでも出来そうだ。ところが「用途は?」と考えてみたものの具体的には浮かばない。入浴や足浴などの皮膚に直接触れさせて良い物だろうとは思えないし、せいぜい下駄箱の消臭か便器を拭く程度の使い道しか思い浮かばなかった。
 臭いは強く取り出しやすい対象なのに用途が糞詰まりでは出口対策をしない国を挙げての自粛に似てしまう・・・。まあ、フイールドで時折は手にして揉んで香りに酔うのが「適当」と言うべきなのだろう。

           取り換えて好調           蒸しても嵩高の減りは少ない

 蒸留水としては格段の強い臭いで持て余し気味だったのだが試作ミニボトルを届けた知人先では、浴室やシンクの排水溝に一滴とかと便器内に一滴、粗相の後の仕上げに一滴とか使って好感だったそうな。こういう用途は生活密着していない小生には考えが及ばないし、まあ、用途の多様性が見えてきたものの譲渡先は限定だ。「作って納得!」でお仕舞かも・・・。

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