桔梗の庭が美しい「廬山寺」をはじめとし、お寺の多い御所の東側、寺町広小路
その中の1つ「清浄華院」(しょうじょうけいん)は後白河天皇が法然上人が浄土宗を興した際に
この寺院を下賜した浄土宗のお寺で知恩院、金戒光明寺、智恩寺など総大本山八寺の1つ。
御影堂奥の小方丈前にあるこぢんまりとした庭は平成元年に作られたもので
阿弥陀三尊像を表すという築山の3つの岩から放射状に延びた敷石が面白く現代の庭らしいモダンな感じ
若い僧侶の身代わりとなり病を引き受けた不動明王がお祀りされていることから
”身代わり不動”として信仰が厚いそうで無病息災を祈願したお守りが人気
阿弥陀堂前の石塔は篤姫の曽祖母、島津二十五代藩主の側室、智満方のお墓
江戸時代、天明の大火で犠牲になった人達を供養する為に建てられた五輪塔
境内には法然上人像をお祀りする御影堂、阿弥陀堂、不動堂、是心堂などが並び
皇室方にも信仰されたというお地蔵様をお祀りする地蔵堂もあります。
寺町通に面した総門からも河原町通に面した山門からも入ることができます。