貴船神社はよく知られている本宮の更に奥に中宮(結社)と奥宮があり、三社からなっています。
奥宮は本宮から上流に歩き約15分の所にある元の本宮で、950年前に現在の本宮に遷座しています。
神門を入ると左側に連理の杉がたっています。杉と楓が1つになったとても珍しいご神木。
境内は広場の様な何もない空間の奥にぽつりと拝殿があり、神聖かつ神秘的な空気に包まれています。
拝殿の更に奥に奥宮の本殿があります。その下には巨大な”龍穴”があるとされ
日本三大龍穴の1つということで京都のパワースポットにもなっています。
龍穴とは龍の棲む穴とも言われ、この穴は神泉苑や八坂神社、知恩院の黒門前の華頂通にある瓜生石の下に
通じているという説もあります。
龍穴を見てはいけない!説もあるので一応本殿の写真は控えます。
本殿横に御船形石があります(右端にちらりと屋根が見えるのが本殿)
船形石は神武天皇の母、玉依姫が大阪湾から水源の地を求めて
黄色の船に乗り鴨川をさかのぼり上流の貴船川のこの地に至り
乗ってこられた船を人目に触れないよう小石で積み囲んだ跡と伝えられているそうです。
奥宮に向かう途中にある中宮(結社)と樹齢2千年と伝わる相生の杉(あいおいのすぎ)
1つの根から2本の杉が生えていることから縁結びや夫婦円満などにご利益があるとか。