錦400周年を記念して、食と伝統文化の体験施設「京町家 錦上ル」が錦市場近くにオープンしています。
NPO法人や振興組合、祇園さゝ木さんによるプロジェクトだそうで大正時代の町屋を改装した建物
玄関は路地を入った奥で京都らしい風情も味わえます。
木戸を開けると靴を脱いで上がるスタイル
1階奥は洗練されたモダンな広間で奥には坪庭があります。
座卓が並び少し高さのある座椅子には木村英輝(Ki-Yan)さん
デザインのクッションが置かれています。中2階には半個室も・・・
錦市場公認のイートインスペースで昼のランチタイムには市場で買った商品を
ご飯とみそ汁のセット(500円)や出汁茶漬け(400円)と組み合わせて食べることができます。
錦でお惣菜やスイーツなど食べたいものを食べたい量だけ購入
今回購入したのは「馬場商店」さんの若鮎の塩焼きに鱧照焼と出汁巻
包装したままの物を店員さんに渡すと温めて綺麗に盛り付けしてくれます。
出汁茶漬けと組み合わせたオリジナル定食完成!
出汁茶漬けには漬物や塩昆布などが付き+100円で塩鮭付が選べます。
スイーツは京生麩の「麩房老舗」さんの『生麩と抹茶のデザート』を持ち込み
氷に浮かべて素敵に盛り付けして頂きました。
(お店メニューにはわらび餅やアイスなどのスイーツメニューもあります)
期間限定で先日、芥川賞を受賞した又吉さんとAGFのコラボ企画が開催され
錦の湧水で淹れた特別なコーヒー”煎”をオーダーすると
又吉さんお勧めの書籍30冊が揃えられた2階スペースに案内してもらえます。
書籍の試読コーナーもあり静かなひとときを楽しむことができます。
又吉さんは太宰治ファンということですが他には円藤周作や芥川龍之介など
ねじめ正一やさくらももこの作品なども並んでいました。
こちらの企画は秋までのようでAGFさんが新ブランド”煎”を発売するPRのようです。
豊臣秀吉の時代に開設された魚鳥市場を起源とする錦市場
最近は食べ歩きしやすいように串に刺したものも多いですが
その場で食べにくい食品などゆっくりくつろぎながら味わえる錦上ルお勧めかもです。