50回目となる「京の冬の旅」、底冷えのする京都の冬ですが他の季節では味わえない静けさや
凛とした空気の中の風情を楽しむという企画で、普段は非公開のお寺などが特別公開されています。
大徳寺では本坊と塔頭寺院「芳春院」(ほうしゅんいん)が公開されています。
加賀藩主、前田利家の正室まつが創建した前田家の菩提寺で創建時の建物は寛永8年の火災により焼失していますが
前田家11代目により再興され今年400年遠忌を迎えます。
本堂前の南庭「花岸庭」にはまだ雪が残され、枯山水庭園の波紋が覆われ白一色の美しい姿・・・
本堂には芳春院まつの木像や前田家歴代の位牌が祀られています。
北側に回ると山水庭園に「呑湖閣」(どんこかく)と呼ばれる楼閣が現れます。
閣上から比叡山を望み、琵琶湖の水を飲み干すという意味なのだとか
飽雲池にかかる打月橋の向こうに建つ優美な二重楼閣は
金閣、銀閣、飛雲閣(西本願寺)と並び”京の四閣”とも称されているそうです。
内部は非公開ですが上層部には前田家の先祖とされる菅原道真公が祀られています。
春は参道のサツキが美しいお寺ですが普段は非公開なので雪の中、いい機会に恵まれました。
本坊も行けば良かったかな?と後で公開
京の冬の旅は庭の撮影も不可という所が多いので受付で要確認です。
因みに芳春院さんは今日はOKです!とおっしゃっていたので混雑時はダメなのかも?