皇室の菩提寺であることから「御寺」(みてら)ともよばれる「泉涌寺」(せんにゅうじ)さん
鎌倉時代の四条天皇や後堀河天皇をはじめとし江戸時代や幕末など歴代の天皇陵墓があります。
東大路通から泉涌寺道を山の方へ入って行くとやがて総門
即成院や戒光院などの塔頭寺院が並んでいます。
道はかなり急勾配なので行きは歩くと結構きついです
車が通れるので大門前まで上ることができます。
門の前に比較的広めの駐車場があるのでここに車を停めると便利
(時々タクシーも待ってます)
江戸時代初頭の御所の門を移築したと伝わる大門(重文)
大門を入るとすぐ左手奥には「楊貴妃観音堂」
お祀りされている楊貴妃観音像(重文)は大変美しい観音様で
昭和30年以前は100年に1度だけ公開される秘仏だったそうですが
現在は常時一般公開されています。
美人祈願のご利益があるといわれ御守もあります。
楊貴妃観音堂を出て正面に見えるのが仏殿(重文)
当初の伽藍は応仁の乱で焼失した為、現在の建物は
寛文8年(1688年)徳川家綱によって再建されたもの
奥は舎利殿(重文)
慶長年間に御所を移築し改装したもの
舎利殿の奥には明治時代に御所の御里殿を移築した御座所と
御黒戸を移した海会堂があります。
秋の紅葉も美しい御座所庭園
勅使門
霊明殿
更に奥にあるのが月輪陵(つきのわみさぎ)
四条天皇をはじめとする天皇の25陵5灰塚9墓が営まれているそうです。
仏殿の横の参拝受付から出ると今熊野観音寺まで
歩いて5分位で行くことができます。
途中にある泉涌寺の「来迎院」さんは日本最古の荒神様を祀るお寺
今熊野の鳥居橋
後白河天皇の頭痛を治したことから頭痛封じや
智恵を授かる観音様として信仰されている「今熊野観音寺」さん
西国第15番札所にもなっています。
JR東海「そうだ 京都、行こう。」2009年初秋のキャンペーン
CMでも「泉涌寺」の中秋の名月が放映されています