京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




今熊野商店街にある宇治茶専門店「大谷園茶舗」さん
日本茶インストラクターのいるお店では好みを言うとお茶を選んで頂くこともできます。
店内はお茶の販売の他に宇治茶ソフトなどのスイーツが頂けます。
左側の入り口が甘味処

メニューはこんな感じで抹茶ソフトをアレンジしたものが色々あり
お抹茶セットや玉露セットは入れ方を教わる体験型!

「宇治茶パフェソフトデラックス」を頂きました。
宇治茶ソフトにフルーツやフレーク、ミルクゼリー
上には丹波大納言や白玉、栗のトッピング
たっぷり入って500円というリーズナブルなお値段
1日20食限定だそうです。
お茶も頂けるので東福寺さんや泉涌寺さんに来た時などちょっと寄るのに良いお店。

抹茶ソフトは脂肪分や甘さが控えめでさっぱりしていてとても美味しいく
お茶専門店さんのアイスらしさが良い感じがでています。

お土産に「玉露茶飴」を購入
小さくて四角い食べやすい飴ちゃん

他にもベルギー産のチョコレートと宇治抹茶を合わせた
抹茶生チョコレート(古都の恋心)も人気
茶筒型の最中アイス「抹茶アイスもなか」も楽しいです
(店内にバラ売りがあります)
抹茶アイスと合わせて京男さんのブログでご覧になってみて下さい



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皇室の菩提寺であることから「御寺」(みてら)ともよばれる「泉涌寺」(せんにゅうじ)さん
鎌倉時代の四条天皇や後堀河天皇をはじめとし江戸時代や幕末など歴代の天皇陵墓があります。
東大路通から泉涌寺道を山の方へ入って行くとやがて総門
即成院や戒光院などの塔頭寺院が並んでいます。
道はかなり急勾配なので行きは歩くと結構きついです

車が通れるので大門前まで上ることができます。
門の前に比較的広めの駐車場があるのでここに車を停めると便利
(時々タクシーも待ってます
江戸時代初頭の御所の門を移築したと伝わる大門(重文)

大門を入るとすぐ左手奥には「楊貴妃観音堂」
お祀りされている楊貴妃観音像(重文)は大変美しい観音様で
昭和30年以前は100年に1度だけ公開される秘仏だったそうですが
現在は常時一般公開されています。
美人祈願のご利益があるといわれ御守もあります。

楊貴妃観音堂を出て正面に見えるのが仏殿(重文)
当初の伽藍は応仁の乱で焼失した為、現在の建物は
寛文8年(1688年)徳川家綱によって再建されたもの

奥は舎利殿(重文)

慶長年間に御所を移築し改装したもの

舎利殿の奥には明治時代に御所の御里殿を移築した御座所と
御黒戸を移した海会堂があります。

秋の紅葉も美しい御座所庭園

勅使門


霊明殿

更に奥にあるのが月輪陵(つきのわみさぎ)
四条天皇をはじめとする天皇の25陵5灰塚9墓が営まれているそうです。

仏殿の横の参拝受付から出ると今熊野観音寺まで
歩いて5分位で行くことができます。
途中にある泉涌寺の「来迎院」さんは日本最古の荒神様を祀るお寺

今熊野の鳥居橋

後白河天皇の頭痛を治したことから頭痛封じや
智恵を授かる観音様として信仰されている「今熊野観音寺」さん

西国第15番札所にもなっています。

JR東海「そうだ 京都、行こう。」2009年初秋のキャンペーン
CMでも「泉涌寺」の中秋の名月が放映されています



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御影堂の修復で葺き替えられた古い屋根瓦12万枚を再資源化するということで
京都市の事業工事で行われた東本願寺さんの前(東側)の歩道整備には
約8000枚の明治瓦が使われたそうです

路面に敷き詰められたブロック素材の中に古瓦が使用されているそうです。



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京都駅から一番近い名所のお寺といえば徒歩7,8分の所にある「東本願寺」
”お西さん”と呼ばれる西本願寺さんに対し”お東さん”とも呼ばれています。
2011年に予定されている親鸞聖人750回忌法要に合わせ
2004年から御影堂の修復工事が行われていました。

今年には2月この修復が完了し
7月には工事の為に覆われていた屋根が阿弥陀堂へと移動され
8月に竣工式を迎えました。

東本願寺さんは慶長7年(1604年)にこの地に建立されて以来4度焼失し
現在の建物は明治28年(1895年)に再建されたもので
110年ぶりに修復されたということです。

西本願寺さんのように世界遺産指定は受けていませんが
建物は世界最大級ともいわれる木造建築

新しく葺き替えられた屋根瓦は約17万枚

お堂を支える約90本の大きな柱、迫力ある建物です。

屋根が移動された阿弥陀堂と御影堂門の修復は
2011年以降も続けて行われるそうです。

朝は5:50から開門しています(3月~10月)閉門は17:30(11月~2月までは6:20開門16:30閉門)



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待ち合わせしたり時間調整したりと利用する事が多い京都駅周辺
お気に入りカフェといえば駅地下ポルタの「イノダコーヒ」さん等ですが
最近もう1つのお勧めなのが昨年の夏にオープンした
ウェスティン都ホテルさん直営のカフェ「メイフェアー京都ステーション」
地下鉄東口改札を出た目の前がお店です(券売機&みどりの窓口横)

ホテル直営ということでケーキやチョコレート、マカロンなどのスイーツも充実
軽食はカレーやオムライスなどがあります。

イチバン人気のチーズケーキが食べたかったのですが
夕方だったので売り切れ~ 抹茶チーズケーキをセットを頂きました。
とても甘さ控えめの抹茶ケーキ、上に小倉がのっています。

アメリカンクラブサンドセットも注文、サラダと飲み物が付きます。
付け合せのポテトチップスも本格的な手作りでこれが厚切りで何とも美味

ホテル仕様でありながらケーキセットは750円
クラブサンドセットは800円とかなりリーズナブルなお値段
(ホテルで頂くとケーキセットは1350円)

サラダの横にちょこっと写っていますがカヌレ(250円)も美味しかったです。

朝は7時から夜9時まで営業、席は手前が禁煙、奥が喫煙と分煙してあります。
カウンター席もあるので1人でも気軽に入れて便利
店内はセルフなので最初にカウンターで注文してから席に着くスタイルになっています。



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追記・・・ジョルジュサンドさんは2014年12月に閉店されましたが記事はこのまま残します

数々のフランス文化の著書をお持ちの吉村葉子先生のお店、「ジョルジュ・サンド」さん
入り口の前に置かれたオリーブの木が1年前と比べるとかなり大きく茂り実をつけています
最近、父のお気に入りの店でカフェではお菓子や紅茶の他に
「焼きカレー」も美味しい!ということで頂いて来ました。

階段を上り2階がカフェスペース
奥と反対側の窓側の席がかわいいコーナーになっています。

この日は先生がいらっしゃってオーダーを取りに来て下さいました(恐縮です)
おてふきもナフキンもピンクに統一してあるところがかわいいです

自家製ピクルスが付
「焼きカレー」とはライスの上にカレールー、チーズと玉子をのせて焼いたもので
昭和30年代に福岡門司港の喫茶店が出したのが始まりなのだそうです。
以外と昔からあるものなんですね~
こんがり焼けたチーズと玉子がルーに合いこってり濃くがあり
カレーとはまた違った味わいが美味しいです
確かにまた食べたくなるというのが分かるような気がします

もう1つのオープンサンドは「ジョルジュ・サンド」というメニュー
店名にもなっているフランスの女流作家さんの名前ですが
”ジョルジュ・サンドってどんなサンドイッチですか?”と聞かれたのが
発想のきっかけだとか・・・
自家製パンの上に豚のパテ、鱈のペースト、半熟オムレツをのせたもので
とにかくパンが美味しいです
先生!是非ともパンを売って欲しいです

デザートはチョコレートケーキにヌガーアイスを添えたもの
このアイスがとてもお洒落で美味しかったです

お紅茶は好みを言って選んで頂きました(ウバのミルクティ)

「焼きカレー」が1300円「ジョルジュ・サンド」が1000円
飲み物が付いているのでリーズナブルです
神楽坂は日曜日ランチをやっているお店が少ないので
ジョルジュさんで焼きカレーというのも良いかもしれません
11時から18時まで営業しているので早め遅めのランチにも対応できます。



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昔から銀座にある有名な老舗レストラン、昭和25年創業の銀座「キャンドル」さん
7丁目の電通通り(外掘通り)沿い銀座ウエストさん本店の並びにお店があります。

入り口は間口が小さく一見通り過ごしてしまいそうですが・・・
11時半開店の昼前になると行列が出来ているのですぐに分かります。

店頭の前にメニューが出ています。
”世界で一番美味しいと言われる「チキンバスケット」”や
”自家製焼きたてアップルパイアラモード”等々・・・
昼でも特にランチメニューといったものではなく全て定番料理
(夜は少しお値段が違うかもしれません)

お店は地下1階になっていてやや狭い階段を降りて行くと・・・
店内は以外と広くレトロな雰囲気

4人がけと2人テーブル席が並んでいます。

壁には各界著名人のサインが沢山飾られていて
古くは三島由紀夫さんや川端康成さん、渥美清さん
最近ではコブクロやミスチルなどのサインもあるそうで
多くの人々に愛されてきたお店であることが伺えます。

美輪さんのサインもありました。

12時過ぎには満席、お客さんは常連さんっぽい方も多そうです。

ビーフシチューやハンバーグ、オムライスなど
人気メニューは色々ありますが3品をチョイス
「クレソンときのこのマリネサラダ」

「1950年の海老マカロニグラタン」
昔ながらのグラタンといった感じで美味しいです。

そして一番の人気メニュー元祖「チキンバスケット」
日本で初めてチキンバスケットを出した店とも言われ
創業当時から色々な人に絶賛されてきたそうです。
昭和20年代には特にハイカラなものだったのでしょうね~

チキンバスケットといっても想像しがちなチキンの唐揚げとは違い
どちらかというとチキンカツに近いフライでスパイスも控えめ、味も薄めでさっぱりしています。
外はサクサクで中のお肉がとてもジューシー
付け合せの小さいポテトコロッケとバタートーストが良いアクセントになっています。
これぞ老舗洋食屋さんのチキンバスケット~!という感じのレトロな味わいが美味しいです。
最後にデザートのアップルパイを食べたかったのですがお腹いっぱいでたどり着けませんでした~



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筑土八幡の少し西側に大久保通りから北へ上る急な坂があります。
「御殿坂」を呼ばれ、江戸時代に将軍家光が家綱の為に建てた御殿があった事から名付けられたとされています。
坂を上り右に行くと筑土八幡神社、左に曲がり少し歩くと白銀公園
この公園に家綱の鷹狩仮御殿があったとも言われています。
何れにしてもこの辺りに御殿が建っていたのかもしれません。

白銀町は慶長年間辺りに付いた名称のようで
”白銀”と書いて”しろがね”と読むのは白い金属
つまり銀を意味するそうで住む人々が裕福になるようという願いが込められているとか・・・
公園から大久保通りに出る急な坂は「瓢箪坂」

色々な説があるようですが、坂の途中がくびれていて瓢箪の様な形をしているからとか
急な坂なので瓢箪をお守り代わりにしていたとか
はっきりした由来は分からないようです。



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神楽坂周辺は地形的に高低差が多く大小様々な坂があり色々な名称で呼ばれています。
この「宝竜寺坂」は昨日の試衛館跡から近い場所にあります。
牛込柳町交差点を北へ少し歩いた辺り外苑東通り沿い右側に道標が立っています。

坂といっても現在は綺麗に整備され階段になっています。
横には自転車やベビーカー等が通れるよう坂の形態をそのまま残してあるので
歩いてみるといかに坂が急だったかということが伺えます。
名前の由来は、昔この辺りは七軒寺町とよばれ宝竜寺というお寺があった事から
寺の周りには樹木が茂り寂しい所で、幽霊が出るということから「幽霊坂」とも呼ばれたそうです。
上から見るとかなり急勾配

この坂を上りきり真っ直ぐ行くと突き当たるのでそこを右へ
神楽坂方面へ向かうと史跡「林氏墓地」と書かれた石碑が立っています。
余談ですが横に書かれた昭和2年8月建設”東京市”とありますが
東京はかつて江戸幕府が崩壊した後、江戸府となりその後東京府に
その中心が東京市とよばれていました(東京都になったのは戦後)

話が逸れましたが、この墓地は江戸時代に朱子学をもって徳川家康に仕えた林羅山(はやしらざん)と
その後代々幕府の学政を司った一族と子孫のお墓で
元々は上野にあったものが移設されたようですが儒葬の埋葬形式をとった貴重なものだそうです。

普段は一般公開されていませんが毎年11月初旬の
文化財強調保護週間には公開されるそうです。

更に神楽坂方面に歩いて行くと北山伏町には幕末旧幕臣の1人でもある明治の英学者
尺振八(せきしんぱち)が住んでいたことから旧居跡の石碑もあります。

神楽坂から歩いて行く際の分かりやすい行き方は
6丁目スーパーキムラヤさんの角を曲がり
朝日坂を上り限りなく真っ直ぐ歩いて行きます。
旺文社さんの信号を渡り東映アニメーションさん横を入って更に真っ直ぐ
この道沿いにあります。
林氏墓地は更に先の牛込第一中学校を右に曲がり少し行った所
どちらも最寄り駅は牛込柳町。



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新撰組局長、近藤勇の道場があったと言われる「試衛館跡」です。
近藤は京都に向かう前の十余年間あまりをこの市ヶ谷柳町界隈で暮らしたとされています。
碑の建っている場所には特に何も残っていませんが
神楽坂からの簡単な行き方を載せてみます
まずは牛込中央通りへ・・・

市ヶ谷方面へ向かう途中右側にピザ屋「ラ・ヴォルパイヤ」さんがあります。

古くからあるカルミネさんのお店「Carmine」が近くにありますがこちらは姉妹店。
この路地を入って行くと途中右側にはミシュランにも選ばれた「ル・マンジュ・トゥー」さんもあります。

更に真っ直ぐ・・・左手に牛込第三中学校が見えてきます。
暫く行くと水族館か宇宙船の様な不思議なお家が・・・

先を更に行くと、この界隈は市谷甲良町
かつて市谷甲良屋敷と言われた近藤周助の道場があり
近藤勇はこの周助の養子になり「試衛館」を継いだという事です。
現在は茶道裏千家の東京出張所や会館などがある高級住宅地といった雰囲気
茶道具の老舗「清昌堂やました」さんなどもあります。

向かい側には戦前からあろうかと思われる古い立派なお宅
この辺りは加賀藩主の屋敷があった事から市谷加賀町という番地になっています。

さて、肝心の「試衛館」跡はこの先を右に曲がった所にあります。
駐車場の横にひっそりと碑だけが建っていますが
奥には古い小さい稲荷神社があり当時以前からのものです。
新撰組は近藤の他に土方、沖田、井上、山南、永倉、原田、斉藤?
といったメンバーがいたことから考えるとその人達もこの界隈に来ていたということになり
もしかしたらこの神社にお参りしていたかもしれません・・・
(補足・・・近藤邸宅の敷地内にあった神社とも言われています)

碑のある場所から真っ直ぐ行くと大久保通りに出ることができます。
通りに出て左に行くと地下鉄牛込柳町駅がすぐなので
今回はあえて神楽坂からの行き方を書きましたが
最寄りの駅は都営大江戸線「牛込柳町」になります(徒歩5,6分)



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