京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 



 
京都では天得院さんや智積院さん、廬山寺さんなど初夏のイメージの桔梗ですが
花は秋の七草の1つで万葉集などでも歌われ、茶花などにも用いられてます。
先日、建仁寺塔頭「禅居庵」さんを通りかかると苔むした庭に美しく咲いていました。
こちらのお寺は通常非公開ですがたまに行事のある際に開門される事があり
庭を通って同境内にある摩利支尊天堂へ行くこともできます。
  
桔梗は花の形から多くの紋にもなっていますが明智光秀や坂本龍馬の家紋にも用いられ
安倍清明を祀る清明神社は五芒星を模った清明桔梗とよばれる紋が神紋になっています。



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錦市場の生鮮品を扱う店の多くは店舗の奥に地下水を汲み上げる井戸があり
昔からずっとその水を使われていると聞きますが
中でも元禄時代から続く京都で一番古いお寿司屋さんとも言われる「伊豫又」さんは
”降り井戸”があることで有名です。
テレビでは何度か放映されていますが井戸の底まで降りることのできる珍しいもの
室(むろ)とよばれる空間は天然の冷蔵庫になっていてかつては魚などを貯蔵していたそうです。
  
お寿司は店頭でお持ち帰りのイメージが強いですが
中に入るとカウンターとテーブル席、奥には小上がりがあり気軽に頂くこともできます。
盛り合わせと別に鯖寿司を1貫だけ頂くことに(普通は5貫盛り合わせになります)
江戸前寿司(握り)も良いですが関西はとにかく押し寿司や伊達巻寿司が美味しいです!
そして京都の鯖寿司の中でも「伊豫又」さんは美味しい店の1つに入るのではないかと・・・
因みに東京の家では鯖寿司をよく”バッテラ”と言ってましたが
バッテラは⇒ポストガル語の”バテイラ”(小舟・ボート)からきているらしく
押し寿司の木型がボートの形に似ていたことからそう呼ばれるようになったとか。
お店はお持ち帰りなど7時頃まで開いていますが店内で頂くのは5時半頃までがラストオーダーといった雰囲気で
早めの夕食かお昼に伺うのに向いているかもしれません(水曜定休)
  



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猛暑日の京都少しでも屋根のある所を歩こうとアーケード街の新京極から三条通へ・・・
美味しいアイスコーヒーを飲みたいなぁ~と思い三条河原町の「六曜社」さんへ伺いました。
1950年開業の老舗珈琲店1階と地下1階があり人気が高いのは地下店の方
その理由の1つは店主奥野さんの淹れる自家焙煎珈琲が格別だということにもあるようです。
関西ではアイスコーヒーのことを”レイコー”なんて言い方もしますが
京都は”コールコーヒー”この語調の方がなんとなく風情があって良いですね。
六曜社さんのアイスコーヒーはドリップコーヒーのように1杯ずつ豆を挽き
グラスに氷を入れコーヒーを注ぐ正しく”コールコーヒー”の名に相応しい淹れ方!
ガムシロップとミルクが添えられた透明感のあるコーヒーは思わず何杯もお代わりしたくなる美味しさです。
名物のドーナッツは甘さ控えめで外のカリカリとした食感が美味しく懐かしい様な素朴な味。
  

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祇園白川沿いの芙蓉の花、以前は紅の百日紅があったと思いましたが見当たりませんでした
  



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法然上人が諸宗の学僧と浄土念仏の論議を交わしたという”大原問答”で有名な「勝林院」さん
本堂の阿弥陀像は法然の言葉が真理に達した時に光を発し
その論にうなずいたことから「証拠の阿弥陀」と呼ばれています。
実光院や宝泉院などの御本尊でもある優しいお顔の阿弥陀様です。
  
天台宗、天台声明の根本道場として多くの修行僧で賑わったお寺でもあるそうで
総けやき造りの建物は壮大で迫力があり特に細工を施した欄間の彫刻が見事です。
  
近くを流れる律川
  



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東京からの来客に便乗し大原の温泉お宿「芹生」(せりょう)さんに泊まって来ました。
国道367から三千院に向かう呂川沿いの参道
志ば漬けなどを売るお土産屋さんが建ち並ぶ賑やかな道を上って行くと
三千院に入るちょうど左手角にこのお宿があります。
昼は食事もやっているようですが宿泊は全10部屋だけの落ち着いた雰囲気の旅館です。
 
和風の造りで本館には和室4部屋、離れには洋室や和洋室などが6部屋あり露天風呂付客室もあるようです。
それぞれの部屋から庭園を眺めることができるゆったりとした造り
  
温泉は小ぢんまりとしていますが内湯と露天風呂があり
男女で少し趣きが違い女湯の方が立体的な庭園付いてやや広めです。
(1日2組限定で昼食と温泉貸切プランという日帰りコースも可)

食事は朝晩とも民芸風の食事処で手前がテーブル席
奥がテラスとお座敷になっていてそちらで頂くようになっています。
  
お料理は”旬味草菜”ということで旬の食材を中心とした季節料理
今の時期は特に鮎や加茂茄子を使ったものが美味しかったです。
  
上はお刺身などの前菜と鱧料理や京野菜の加茂ナス、万願寺とうがらし等などを盛り合わせた八寸
下は鮎の塩焼きと生ゆばの炊き合わせ
  
そうめんと湯葉の揚げ物
  
この他に椀物などが付き最後にご飯と自家製のお漬物が出てデザートです。
どのお料理も丁寧に作られていて美味しく、京都の素材も適度に加わり
他府県からのお客様を連れて来るにも良い所でした。
  
朝は純和食、ご飯やお味噌汁と焼き魚や温泉卵、煮物等に湯豆腐が付きます。
  
三千院までは歩いて何分?というよりもお宿を出てすぐ左手が境内で
更に奥の宝泉院などに行くにも近くて便利な所です。
   



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背の高い楓のトンネルが続く大原呂川沿いの道と三千院朱雀門


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