【歴史の道《小原道(越)》④】
加賀と越中の国境を舞台に繰り広げられた前田利家と佐々成政の争いの痕跡を現在に伝える「加越国境城跡群及び道」は、小原越を挟んで対峙する切山城(前田方)とともに、2015年(平成27年)10月7日に国の史跡となった。
佐々方と推定される松根城跡は、加賀と越中の境となる砺波山丘陵の最高所に位置し、東西約140m、南北約440mの規模で、門跡や道跡等が発見されました。西端の幅25mの大堀切によって尾根上の道跡(小原越)が切断されており、小原越を戦時封鎖した可能性が考えられています。
★歴史の道《小原道(越)》①・・・浅地追分~今町(一軒家)
★歴史の道《小原道(越)》②・・・末沢新町~岡村岐路(末友辻)
★歴史の道《小原道(越)》③・・・五郎丸岐路~松根峠
★歴史の道《小原道(越)》④・・・松根城跡~金沢市吉原町
★歴史の道《小原道(越)》⑤・・・臼谷八幡宮、人母遺跡、他
◎2024年12月2日編集 富山県にて 写真33枚
松根城跡
歴史の道《小原道(越)》④の地図・・・松根城跡から切山城跡までのコースです
松根城跡は、加賀と越中の境となる砺波山丘陵の最高所に位置し、東西約140m、南北約440mの規模で、門跡や道跡等が発見されました。
旧小原道は右側の道でで松根峠から現休憩所の横を通り切山城跡の方に進んでいました
休憩所
松根城跡の案内板
松根城では、佐々軍の前線として大規模な改修が行われ、城域を通過する街道(小原越)筋を大堀切で寸断するなどの処置がとられた事が発掘調査で確認された。これは道路を戦時封鎖した状況を示す遺構として初の検出事例となりました。
虎口の門跡
曲輪
主郭(本丸跡)
松根城跡の石碑
金沢方面
高岡方面
二の丸跡
三の丸跡
三の丸から見た鉄塔群
大堀切
松根城跡から切山城跡へ向かう途中「加越国境城跡群及び道 小原越」の石柱と案内板
案内板
旧小原道です
切山城跡の入口に到着しました。ここから車は入れません。旧小原道を進みます。
旧小原道の右手に城跡の横堀が見えてきました
小原道です
本丸近くの旧小原道横に案内板と石柱がありました。
切山城跡です。・・・前田方の城跡です。
主郭の下を小原道が続いています
小原道は金沢市吉原町方面に続いています
金沢市の小原町の起点の吉の交差点です