夜の美術館・・・佐川美術館です。さぶっ!
ここにある、樂吉左衛門館での特別展示に合わせて開催されている、
ガムラン茶会のお誘いがあったので、行ってきました~
樂吉左衛門館は、日本独自の陶芸・樂焼の家系の十五代目、
樂吉左衛門さん自らが設計創案・監修されたという建物で、
美術館の建物の周囲にある水庭に埋設された地下展示室と、
その水庭に浮かぶように建設された茶室で知られているところです。
残念ながら茶室見学はできなかったけど、
ここで、インドネシアジャワのガムラン演奏&影絵と、
吉左衛門さんの焼かれた茶器でお点前をいただくというものです。
うす灯りに案内されて地下二階の会場へ。
オリエンタルな雰囲気の中での、立礼のお茶会。
インドネシアの民族衣装をまとった男性が、お菓子をはこんで下さって、
正面では、同じように民族衣装をまとった男性がお点前をしてくださいます。
インドネシアの石でできた四角い手水鉢を風呂にして、
塔の九輪でできたとかいう独特の茶釜・・・銅鐸みたいなカタチ・・・
のお湯を使います。
お道具もそれぞれ銘のあるものばかり。
吉左衛門さん制作の今回の茶器は、いつもの色彩豊かでカラフルな作品と異なり、
インドネシア・プリミティブアートを意識したシブイ色合いの茶器になっているとか・・・
いつものを、よう知らん私・・・(汗)
10数名のお客さんで、順々にお茶が運ばれてくるんやけど、
その間、女性の方が、吉左衛門さんの作品や今回の特別展示のことなどを、
いろいろ説明してくださいます。
2年前からフランスでも作陶されているようで、今回使われた茶器も、
フランスの土、釉薬を使ったものも出されてたようです。
私に運ばれた茶器が、最初にお点前を披露された時に使われた、
2009年制作の黒樂茶碗やったんやけど・・・
ま、ネコに小判ですな~(笑)
作法すらよく知らんねんから、ええかげんなもんです(爆)
それにしても、面白かったのは、ガムラン演奏ですわ~
「ハナジョス」という男女ペアのユニットの演奏やけど、
グロッケンのような青銅製の打楽器と太鼓、それに二胡のような二弦楽器を使い、
やさしい音色と不思議なメロディ、独特の歌唱による歌を披露してくださいました。
それと今夜初披露という、ジャワ独特の影絵ワヤン。
色彩鮮やかな切り絵のような板人形を使って、物語を語りながら、
歌と音楽を演奏するんですね~。
なかなか、面白くて楽しいものでしたよ~
珍しいものを見ましたわ。
終了後、楽器をさわらせてもらったり、板人形を見せてもらったり、
お話も聞かせてもらったり・・・
秋からこの3月まで開催されてるお茶会ですが、
最初は演奏だけやったけど、だんだんいろんなことがしたくなって、
踊ったりとかもあり・・・今夜は影絵をすることにしたそうです。
ガムランは、水口の壁水ホールにサークルがあって、
演奏も見たことはあるんやけど、人数も多くてもっとにぎやかやった印象があります。
今日のお二人の演奏は、日本の子守歌やわらべ歌のような雰囲気があったりして、
ほわ~っとしたものでした。
ガムランにも、いろんな音楽があるらしいです。
これは水口のガムランを見たときに撮った楽器。
グロッケン(鉄琴)みたいやけど、グンデルっていうらしい。
円盤?がついた槌のようなもので鉄琴を叩き響かせ、
両手に槌をもってはるんやけど、その手のひらか甲で響きを押さえたり・・・
不思議な楽器ですわ~
そうそう、彼の方は水口に指導に行ってるんですって。
大阪茨木にガムランスタジオがあるらしいです~
ハナジョスさんは、→ こちら
佐川美術館は、→ こちら
もろもろ多忙な、怒濤の日々やけど(泣)
ホッと一息。
明日も、頑張ろう~