おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

湖族の郷にて

2010-12-05 23:03:28 | 湖国日記


取材のついでに足を伸ばして、湖族の郷、堅田まで。

堅田小学校前にあるヴォーリズの建物、日本キリスト教団堅田教会。
小学校の校門あたりで、カメラを抱えて撮影してる先客がいましたね。
チャリンコで来た男性やけど・・・旅の途中なんでしょうかね?

12月ながらも、観光客がいてましたよ。
湖畔にある浮御堂。



正式名は、海門山満月寺。
臨済宗大徳寺派のお寺です。
室戸台風で倒壊して、昭和12年に再建されたので、基礎はコンクリートみたいですね。
しかも、湖上に浮かばなくなって、今の位置は少し琵琶湖側に出てるとか。

千体仏があるお堂をぐるりとまわると、まさにパノラマ。

大津方面を見ると逆光ですが、たくさんの小さな船が浮かんでます。
日曜日は、本当に多いですよね。バス釣りの釣り船。



湖岸に沿って石畳の遊歩道があります。
よく、二時間ドラマで出てくるとこですわ。
浮御堂も、出てきたりしますよね。



船と同じように、この時期、琵琶湖には水鳥たちもたくさんいますね。

近江八景の「堅田の落雁」は、このあたりの景色。
ふと、大きなエンジン音?とともに、グライダーみたいなんが飛んで行きました。



カメラで追いかけたけど・・・どこまで行ったんやろ?

「落雁」ならず、「落飛行物体」?

琵琶湖の一番狭いところに琵琶湖大橋がかかってるんやけど、
これは昭和39年の、東京オリンピックの年に完成しました。
東海道新幹線と同じやね。
堅田の老人会の方に、仕事でお話を聞いた時に、

「娘が対岸の守山に嫁にいってな」 と言わはったんで、

「お近くで、良いですね」 と言うたら、

「嫁入りの時は、船で行ったんや~」 って。

瀬戸の花嫁、ならず、琵琶湖の花嫁ですやん~
私が滋賀県に来た時は、もうすでに橋が架かってたわけで、
それが当たり前みたいに思っていたけど、
そうか~、昔は、船で行かない限り、
対岸へはぐる~っと大津を回って行かないとあかんかったんやね。
便利になったもんです。



ちなみに、2009年3月から、堅田から守山に向かう追い越し車線に、
タイヤの振動音で「琵琶湖周航歌」が流れる仕組みのメロディーロードが、
約600mにわたって設置されました。時速60kmで走ると聞こえてきます。

なかなか、ステキでしょ!
今日も、聴きながら走りました~

そうそう、浮御堂には、有名な芭蕉の句碑がありました!
堅田は弟子もたくさんいて、いくつも俳句を詠んでる場所ですね。



鎖あけて月さし入れよ浮御堂

中秋の名月の翌日、十六夜に詠んだ句らしいです。


さてさて、お天気が良いうちに掃除もし始めやなあかんねんけど・・・

気持ち焦る・・・12月です。