取材のついでに足を伸ばして、湖族の郷、堅田まで。
堅田小学校前にあるヴォーリズの建物、日本キリスト教団堅田教会。
小学校の校門あたりで、カメラを抱えて撮影してる先客がいましたね。
チャリンコで来た男性やけど・・・旅の途中なんでしょうかね?
12月ながらも、観光客がいてましたよ。
湖畔にある浮御堂。
正式名は、海門山満月寺。
臨済宗大徳寺派のお寺です。
室戸台風で倒壊して、昭和12年に再建されたので、基礎はコンクリートみたいですね。
しかも、湖上に浮かばなくなって、今の位置は少し琵琶湖側に出てるとか。
千体仏があるお堂をぐるりとまわると、まさにパノラマ。
大津方面を見ると逆光ですが、たくさんの小さな船が浮かんでます。
日曜日は、本当に多いですよね。バス釣りの釣り船。
湖岸に沿って石畳の遊歩道があります。
よく、二時間ドラマで出てくるとこですわ。
浮御堂も、出てきたりしますよね。
船と同じように、この時期、琵琶湖には水鳥たちもたくさんいますね。
近江八景の「堅田の落雁」は、このあたりの景色。
ふと、大きなエンジン音?とともに、グライダーみたいなんが飛んで行きました。
カメラで追いかけたけど・・・どこまで行ったんやろ?
「落雁」ならず、「落飛行物体」?
琵琶湖の一番狭いところに琵琶湖大橋がかかってるんやけど、
これは昭和39年の、東京オリンピックの年に完成しました。
東海道新幹線と同じやね。
堅田の老人会の方に、仕事でお話を聞いた時に、
「娘が対岸の守山に嫁にいってな」 と言わはったんで、
「お近くで、良いですね」 と言うたら、
「嫁入りの時は、船で行ったんや~」 って。
瀬戸の花嫁、ならず、琵琶湖の花嫁ですやん~
私が滋賀県に来た時は、もうすでに橋が架かってたわけで、
それが当たり前みたいに思っていたけど、
そうか~、昔は、船で行かない限り、
対岸へはぐる~っと大津を回って行かないとあかんかったんやね。
便利になったもんです。
ちなみに、2009年3月から、堅田から守山に向かう追い越し車線に、
タイヤの振動音で「琵琶湖周航歌」が流れる仕組みのメロディーロードが、
約600mにわたって設置されました。時速60kmで走ると聞こえてきます。
なかなか、ステキでしょ!
今日も、聴きながら走りました~
そうそう、浮御堂には、有名な芭蕉の句碑がありました!
堅田は弟子もたくさんいて、いくつも俳句を詠んでる場所ですね。
鎖あけて月さし入れよ浮御堂
中秋の名月の翌日、十六夜に詠んだ句らしいです。
さてさて、お天気が良いうちに掃除もし始めやなあかんねんけど・・・
気持ち焦る・・・12月です。