おかんのネタ帳

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スカーレット、総集編でおかわり

2020-05-10 23:39:11 | ドラマ「スカーレット」
この連休中に、放送されてましたね。
「スカーレット」総集編。

まぁ、たぶん、そうなるやろうとは思ってましたが、まさしく、喜美子の物語になってましたね。
(当たり前です!)

ということで、またまた、「スカーレット」ネタで、すいません~~(汗)
ご覧になってない方、興味のない方は、スルーしてくださいね。


公式サイトの、最後の更新となった内田Pのブログによると、

「2250分ぶんのドラマを171分に縮めるという荒技。タイトル映像を省いて考えても、ざっと10分の1以下」

に編集したのだそうです。

ダイジェストやん!
・・・て思うけど、その割にはちゃんとつながってました(当たり前~)
ナレーション(男性でしたね)を改め、劇伴(音楽)も入れ直して。
主題歌はラストに、クレジットを画面の下に流しながら、でしたね。

どちらかというと、八郎側の気持ちになりがちな私なので(・・もう沼民?笑)作品づくりに悩む八郎や、離婚後10数年ぶりの再会シーン、新しい関係を築くシーン、それに、アンリさんや住田さんの登場シーンなどがバッサリ、カットされてて~(涙)
それって、どうなんよ~って思いますが・・・喜美子の物語なんで(泣)

前半は、八郎もたくさん出てきますよ。
八郎に出会い、陶芸を教えてもらったことで、喜美子が陶芸の道を歩き始めるので。
(これも、当たり前ですね~)
後半は、喜美子が武志の病気と向きあいっていくというふうにまとまってます。
なので、八郎は喜美子を支える優しい人たちの一人として登場する感じ。
(やっぱり、当たり前ですよね~ 涙)

GWに「スカーレット」のことを、いろいろ書きましたけど → こちら
総集編を見て、改めて、気づいたことがありました。

八郎の夢は3つありましたね。

その1「誰かにとって大事な宝物になる、そんな作品を作りたい」
その2「賞を取る」
その3「好きな人と結婚する」

喜美子って呼んで、って言われたときに、
付き合うてもない人のことを名前で呼べません、と返す八郎。

「ほな、付き合うてください」 

そんなことを言う喜美子を見つめる八郎の目、あの目!
もう、なに言うてんねん~~ という目をしてましたよね。

「付き合うたその先に、結婚て、もれなくついてくるもん?」

「好きな人ができたから結婚する、いう話です」

「結婚て・・・、ウチ、考えられません」

「ほな、川原さんで」

「???」

「川原さん、十代田さんで」

喜美子を見つめる八郎の目、ほんとに、深いわ~
(目の演技が上手って、いわれるだけありますね~ 洸平くん!)

フカ先生の絵を売ったという八郎に、その絵を想像して描いて渡す、あの時からお互いに好意を持っていたやろうし、いや、「信楽の土が好きです」「・・素朴というか」「そうそう、それです~」
なんて、話してた時から、もう恋は始まってたんですよね。

水橋さんや、演出の中島さんの意向どおり、お互いの気持ちを積み重ねてました。

思えば、ストーリーを示すキィーワードはいろいろちりばめられてました。

「熱ぅなる瞬間」・・・狸の道で見つけた欠片をかざした時、喜美子は大阪行きを励まされました。
そしてジョージ富士川に再会したことも、穴窯に向かう原動力になりましたね。
総集編ではカットされたけど、八郎と信作と一緒にカレーを食べた時、武志に言うてましたね。
「熱うなる瞬間、お母ちゃんにとっては穴窯やった」

「離さへん。離しません」・・・抱き寄せたあの時、そう言うたのに、結局、手を離してしまった八郎。
喜美子は、戦争の時に直子の手を離してしまった経験があります。
草間さんは、つないでいたはずの奥さんの手を、戦争によって離さざる得なかった。
それでも、出会ったことは良かったんだと言うてましたね。
総集編ではカットされたけど(そればっかりやな)
草間さんは「好きな人ができると、人生が変わるよ」とも、言うてましたよね?
そして、直子も、鮫島が言った言葉として言うてました。
「つなぎっぱなしやったら手汗でじゅくじゅくになるから、時々離さなあかんねんで」
だから、大事なもんは離したらあかん、につながるんでしょうかねぇ。
・・・総集編ではカットされましたけど!(苦笑)

常治が亡くなって、自分の作品を作ろうとしたとき、思わず涙がこぼれる喜美子。
八郎は優しく抱き寄せて、「お父さんが出てくるんやな」というて抱きしめました。
総集編を見て、あぁ、こういうシーンあったなぁと思い出しましたねぇ。
確かその前に、百合子が泣いてるのを見た八郎が、気づくんですよ。
喜美子も、同じように泣いてるかもしれないって。
優しい~~
(総集編ではカットされてましたが! 笑)

喜美子が泣くとき、そう、12週でもありました。
「私も珈琲茶碗を作る」といった時に、八郎にまだ無理!と言われたとき。
作陶する八郎を見ながら涙がこぼれてくるんですね。
その涙に気づいて、「ボクが泣かしたん?」と言って八郎が慌てるんやけど。
「一緒に作りたかった~」って、泣くんです。
(総集編ではカットされてます~~ そんなんばっかりや~)

そして17週で穴窯をあきらめろと、八郎に言われたときも、泣きましたよ。
八郎の前ではなく、百合子との結婚の承諾を得にきた信作の前で、急に涙をこぼしました。
(総集編ではカットされた~~! ここも!)

ほんまに、陶芸をやりたい、穴窯をやりたい、熱い気持ちを止めれへんかったんですねぇ。

前にも載せましたが、信楽のスカーレット展へ行ったときにもらった特別版のステラ。
(結局、コロナで、スカーレット展は1か月早く閉幕しましたねぇ・・)



無料配布のものなので、薄いんですけど(苦笑)
ここに、戸田さんと洸平くん(←いまだに「くん」づけ 笑)のインタビューが載ってます。



二人の関係がぎくしゃくしてきていることについて、こう話してます。

戸田さん:やっぱり、八郎さんの喜美子への嫉妬は、多少なりともあるかもしれない。陶芸家としての才能について。
洸平くん:あるある! それに、喜美子が八郎の手から離れて、陶芸家として独り立ちしてしまったことへの寂しさもあるのかな。
戸田さん:それでも喜美子は、妻として八郎さんを支えたいという思いが強かったんですよ。だからこそ、新しい風が二人を変えてくれるかもしれないと、三津を弟子として迎え入れるわけですが・・・
洸平くん:その決断によって、夫婦の間に隙間ができてしまうのもなかなか切ない話ですね。八郎はいくつか陶芸で賞を取っていますが、すべてが喜美子からインスプレーションを得て作った作品。どこまでも喜美子一筋の男ですから!
戸田さん:(穴窯を新たに作ることになって)陶芸家・川原喜美子としての熱い部分も徐々に見えてきますし、それと同時に喜美子と八郎さんの気持ちのずれも大きくなっていって・・・
洸平くん:お互いに意地と誇りがあるからこそ、「いちばんわかって欲しい人にわかってもらえない」という思いが膨らんでいくんだよね。喜美子は爆発的なひらめきと感性を持った芸術家だけど、八郎は違う。そんな陶芸に対する熱量の差が二人の関係にどう影響するか・・・

そうですね。
夫婦に、最初に隙間風が吹いたのは、三津という弟子の存在ですね。
お互いの愛に自信があったとしても、新しい風は夫婦の隙間を広げた。
そしてさらにその隙間を広げたのが、電気釜が壊れて「穴窯」を作ったことでした。

まぁ、電気釜が壊れへんかったとしても、ジョージ富士川はあの欠片をもう一度見たいと言うたやろし、研究所の柴田さんも、「薪で焼いて、その灰がかぶってこの色が出たんや」と言うて。
「信楽の土やから、こういう色が出たんやで」 
その言葉に、ワクワクした喜美子は、遅かれ早かれ、「穴窯」をやりたくなったはず。
ただ、年を重ねていたなら、二人とももう少し分別があったかもやけど。

総集編の後編は、ラストの琵琶湖のシーンで始まりました。
良いお天気で、素晴らしい琵琶湖でしたね~~ 海ちゃうで、湖やで~!
姉川河口、コロナがなかったら行ったのに~



昨年秋に撮った、琵琶湖大橋(米プラザ側より)

ストーリーに何度も出てくる琵琶大橋はちっとも映像では出てきませんでした。
最後に、橋を渡ってくれるかなと期待したんですが(涙)
琵琶湖を見に行くんやったら、信楽から一番近いのは南湖です。
でも、撮影上、長浜市の姉川河口が使いやすかったんでしょうね。しゃあない。

後編は、ほぼ、喜美子と武志の物語ですね。
武志の闘病と作品づくりと。

喜美子の作品として神山清子さんの作品を使ったように、武志の作品は畠山圭史さんの作品が使われています。
畠山さんは東京で活動する陶芸家で、撮影が始まる前から、喜美子、八郎、三津、武志と、順番に陶芸を指導していたそうです。
最終的には、BK(NHK大阪放送局)まで来て指導をされて、深くドラマと関わられたんですね。
(クレジットにお名前がありました!)
武志役の伊藤健太郎くんは、基礎だけでなく、畠山さんの作品を作らないといけないこともあって、
マンションの一室で、マンツーマンで稽古を重ねたそうですよ。 → こちら
武志の作品を畠山さんで、というのは1年半前ぐらいから企画されてたとか。
あの、フカ先生の青い円が描かれた絵葉書は、畠山さんの作品を見て、絵画指導の苅谷昌江さんが描いたそうです。
なので、あの葉書が登場した時は、もう、武志の作る作品は決まってたわけですね。

印象的な青いお皿、畠山さんの「Water and Flame」の誕生も、「命」に関する経験をされたからとか。
(インスタをたどって読みました・・)
それを含めて、スカーレットの制作陣がこの作品でと、思われたようです。

病室の暗い窓に流れる水滴、そして翌日の晴れた琵琶湖の景色を眺める武志。
そこから、水を描くことを思いつきますね。
そして、夕立の雨が溜まったビニール傘を見て、生きてる水を作りたいと。
指で器に風合いをつくり、釉薬を薄く塗り重ねていく。
焼きあがってから、音がするんですね。
細かくひびが入る「貫入」というのだとか。

喜美子の穴窯の作品を見て、武志はスカーレット色を皿の淵に残すことを閃き、ロウを溶かして皿に塗ります。
習字の筆でロウを塗るのですが、これこそが畠山さんが生み出した作風なんやそうです。
畠山さんが感動して腰砕け?になったというシーンが、武志が焼き上げた大皿を朝日にかざすところだそうです。
水と火、水と光、それが「水が生きている」作品になったのですね。
・・・詳しくは、畠山さんのインスタで~~ → こちら

「スカーレット」のおかげで、私もまた、新しい出会いをさせてもらった気がします。

総集編に「おかわり」はないやろうけど、泣く泣くカットした部分とか、
山ほどあるらしい尺に入りきらなかったオマケシーンを、ぜひとも見てみたいもんです。

そして、コロナが収束したならば、ぜひともスピンオフドラマを作ってください~
直子の鮫島を探す旅、信作の長崎旅行の話、ちや子さんと草間さんの交流、
丸熊陶業の建築素材としてのタイル生産が成功するまでの話、
学と芽ぐみの、米屋をコンビニ?にする話(知らんけど)、真奈ちゃんの幸せな!その後・・・

そしてなにより、別れてから、京都→愛媛→名古屋と移り住んだ八郎さんの10数年も見てみたい。
「#中部セラミック」で、沼民のみなさんの愛あるつぶやきが楽しかったですよね。
十代田課長に思いを寄せる女子社員がいたり、新入社員の応募が増えたり?
最近、有休をよくつかうけど、どうやら信楽に行ってるらしい?
前の奥さんのことが忘れれられないらしい?
息子さんが病気らしい?? まことしやかな話とか~(笑)
人事部から、人事異動のお知らせがあったり?
商品開発部の十代田課長が、広報部の部長になったって?
社食のナントカさんとか、本日のメニューをつぶやいたり、
「中セラ」と略されたりもしてましたね?  
なんか、ほんま、読むだけで楽しかったです。
ありがとうございます~~(笑)

・・・それにしても、沼の皆さん、絵の上手い人が多くて、「スカーレット絵」にも癒されました~。

ちなみに水橋さんの脚本には、「中部セラミック」がどんな会社なのか、八郎がなんの仕事をしてるのかまでは設定されてなかったようです。
・・・愛媛では、みかん畑でみかんつくってたというてましたけどね~(苦笑)

なので、ぜひ、八郎さんの10数年のスピンオフ、見せてくださいませ。

オマケ・・・まだあるんかい~?(笑)

ノベライズ本のことで、書き忘れていることがありました。

ドラマでは、信作と百合子の結婚の記念写真に写ってた八郎。
ノベライズでは、集合写真に入らなかった、って書かれてました~
う~ん、残念やけど、それが正解かも。なんせ、別居中やったんやから。

スカーレットの公式サイトが、今月末で終了らしい。
それは、ちょっと寂しいね~~
ブログに貼ったリンクも、切れてしまうし。

忘備録として…また書くかもしれません・・・

※ 凝りもせずおかわり・・・→ こちら



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