おかんのネタ帳

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鶴瓶独演会

2018-01-29 14:03:49 | マイブーム・落語
雪が溶けても、まだ寒い、日曜日でしたが、
”晴れ女”の三重の友だちと梅田で待ち合わせ。
だいぶん前に、チケットをゲットしてた落語会です。



友だちは鶴瓶さんのファンなので何度も聞いてはるんですけど、
私は、いつぞやの奈良以来かな。

今回は、吉弥さんがゲストで出演されるので行こうかと。

落語の前に、鶴瓶さんが出てきて(私服で!)
”鶴瓶ばなし”ばりに、フリートークをされたので、
会場はすぐにほんわかと。ネタおろしのネタも聞きやすかったですね。

でも、それがかえってプレッシャーになったのが、
前座(トップバッター)を務める弟子の由瓶さん。
3公演あってラストが日曜日の昼席やったんやけど、

「昨日、由瓶が2連敗した鶴竜関みたいになっとってん。
 今日はどうやろね」

なんて、鶴瓶さんが言うもんやから・・・
その日も、エラク緊張してるふうでした~(苦笑)

うそつきの話である「鉄砲勇助」
・・・もっと、由瓶さんらしい面白い話があるやろに?
前日の2公演で、ナニをさいはったんか知らんけど~
マクラもちょっと堅く?少なめで、ネタに入りました。

2番目が、この由瓶さんと同期の吉弥さん。
今回の3公演は、春蝶さん、菊丸さん、吉弥さんの3人。
みなさん同期で中堅。
鶴瓶さんが、自分たちの後を支えていってくれる人たちとして、
期待してる世代の人をチョイスしたそうです。

「まぁ、由瓶でウケへんかっても、次に吉弥がおるからええねん」

さらに、鶴瓶さんが言うもんやから、由瓶さん、可哀想~(苦笑)

二番手、吉弥さんが出てきて言うてましたね。

「由瓶さん、4連敗した鶴竜みたいになってましたな。
 皆さんに言うときますけど、由瓶さん、
 普段はもっと、ウケてはりますからね。ほんまに。
 今日は、やっぱり師匠の(おもろい話の)後やから、
 そらぁ、たいへんですわ~」

同期としてフォロー?



会場のモニターに、舞台の様子が映し出されてました。
ステージに鶴瓶さんのサインマークを映してます。

吉弥さんは、尼崎に住んではるんで、
近い会場なんでうれしいとか言うてはりましたね。
白っぽい色の羽織で、明るいベージュ系の着物。
ネタは、お得意の「七段目」でした。

「ナニをしてもええでと言われたんで、ハメものいりで」

三味線は和女さん、笛が弟弟子のしん吉くんやしねぇ~

七段目は歌舞伎好きな大店の息子とだんさんの噺やけど、
マクラも吉弥さんおなじみの、歌舞伎のチケットが高いこと、
かけ声のこと → 尼崎センタープール前、でオチる(笑)

丁寧に、(繁昌亭昼席よりも!?苦笑)されてました。

中トリで、鶴瓶さんの、去年、ここでネタおろしをしたという「妾馬(めかうま)」。
江戸落語の噺を自分流にアレンジした噺やそうです。

1年経って、どう変わったか、進化したかを見てくださいね、って言うてはりました。
最初も、途中も、私は聞いてないんでわからないのですが、
鶴瓶さんファンの友だちは、やはり、だいぶん変わってると言うてましたね。

先日のMBSラジオのレギュラー番組で言うてたそうですが、
南光さん、ざこばさんとの「金看板」寄席で(ピロティホール)
鶴瓶さんのお兄さんが来られたそうで、

「声が小さい、早口で、ナニを言うてるかわからん」

というダメ出しをされて、ひどく気にしてはったとか(苦笑)
でも、聞いてみると、確かにそうかもね。
高齢の方には、聞こえ辛いかも。

「妾馬」は長い噺で、前半だけで終わる場合が多いとか。
妹がお殿様の側室になり、世継ぎとなる男の子を産んで、
兄である八五郎が褒美をいただく話。

鶴瓶さんも、前半で終わる形。馬が出てくるのは後半なので、
前半だけの場合は、「八五郎出世」と呼ぶらしいです。
上方ではやる人は少ないかな。

最初のトークで、なんでこの噺をしようと思ったのかというと、
家族に乾杯で各地へ行くけど、アポなしなので、
どんなことが起こるかわからへん。今でも記憶にあるという、
お年寄りの話とかされてたけど、そういう家族を描いた話をと、
この噺を選んだそうです。

中入り後のトリは、ネタおろしの「狙徠豆腐(そらいとうふ)」

荻生徂徠という蘭学者がいて、
討ち入りで捕らえられた赤穂浪士の処分について
幕府から相談をうけた学識者のひとり。

「浪士たちは武士らしく、切腹で、主君のそばにいきたいはず。
 仇討ちは御法度、幕法を曲げずに、法に情けを注いだのです」

という狙徠が、まだ芽が出ないときの話。
これを、フリートークで説明したので、本題では入ってませんでした。

上方から来た(鶴瓶さんの設定の)豆腐屋。
豆腐を3日続けて無銭飲食した狙徠に、あんた何もの?と聞くと、

「世の中をよくするために勉強している学者」という。

なら、出世払いでいいからと、豆腐屋は、
それから毎日、おからのおにぎりを差し入れ。

しかしある日、風邪で寝込んだ豆腐屋が、
6日ぶりに狙徠の家を訪ねると、もぬけの殻。

そこへ、江戸で大火事。豆腐屋は家を失います。

狙徠は、知り合いの口利きで幕府に召し上げられるも、
栄養失調状態だったので出かけることもできなかったとか。

やがて、焼け跡に新築のお店ができあがり、
狙徠は、豆腐代とそのお礼と、この家を豆腐屋に渡す・・。

ま、いわゆる人情話ですよね。
元は講談らしいです。

最初のトークで、今回がネタおろしとおっしゃてたけど、

「昨日は2回とも、お客さんの感じがよかってん。
 今日は・・わかってますよね~?」 

押しつけがましい言い方で?笑わしてました。
この噺は、このお正月にネタぐりをしてたそうなんですが、
鶴瓶さんも、「文春砲」に抜かれたらしいんです。

お正月あけに10日ほど休んで検査入院してたようで。
前立腺らしいですですけど、それを文春にかぎつかれたそうな。

「文春、すごいね。どこでわかったんか知らんけど、
『入院してたでしょ。前立腺でしょ』、とか言うねんで。
『前に、テレビで見せたとこでしょ』って、中(前立腺)まで見せてへんわ~。
 外側だけやのうて、中まで興味あるんやね、あの人ら。
 シモに関しては(不倫もあるし)(コカンの)研究してんねんな」

研究って!(苦笑)

それで、入院中にネタぐりをしてたのが「狙徠豆腐」やったそうです。

ちなみに、そこから、マネージャーの「おもしろ語録」を、
例によって?暴露し始めたんですね~~

「あいつ、おかしいねん。
 医者の話をちゃんと聞いとらへんねん。
 万が一、なんかあった場合(腫瘍とかの場合かな?)
 医者が、『7cmぐらい切りますし』っていうたら、あいつ、
 『師匠、7cmも切ったらちょっとになりますね』
 アホか、あそこを7cm切り落とすんちゃうわ~ 
 (鶴瓶さんが指でコカンを示し・・・爆笑)

この話から、延々、マネージャー語録。
10年以上、同じマネージャーさんらしいのですが、
迷惑なこともあるのに、それが面白いから換えはらへんのでしょうね(笑)

会場の兵芸が阪急西宮北口にあるんやけど、
鶴瓶さんも西宮在住なんでしょうかね。
「狙徠豆腐」をやろうと思ったのは、今の政治家にいい人がいないからと。

「西宮の、オレが(票を)入れた人、あんな人やと思ってなかってん。
 テレビ点けたら泣いてはるし~、市長もそうやん。
 若い人やし、ええかと思ったんやんか。そんな人って知らんやん」

地元ネタ、会場が爆笑でした。

他にも、いろいろ話をされたのですが、
長くなるんで・・割愛(苦笑)



兵庫芸術文化センター、中ホール。
最近、舞台を観によくいくところです。



MBSラジオから、らいよんちゃんの花が来てました~

晴れ女の友だちと行ったのですが、曇り空でしたね。

私はしばし落語会へ行く予定はないけど、
またサクラの花の頃に、落語好きで女子会しよう~ということに(笑)

さてさて、明日、明後日は久々に取材。

来月も観劇の予定があるんやけど、仕事も目白押し。

頑張ります・・・




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