団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ニァホーム

2007-11-19 08:35:02 | 高齢問題

ニァホーム

2007年11月19日(月)


 私の理想とするミニ共同体コミュニティは、「○○ニァホーム」というものだ。(注 「○○」は地名を想定しているが、住む人が相応しいと思うものを付ければよい。)

 「ニァ」の語源であるが、英語の「near」で、「近い」という意味と、人間関係における「近しい(親しい。親密だ)」という意味がある。私はこの施設にはピッタリの名称だと思っている。

 今までは、高齢になり自立が困難になると、それまで住みなれた場所を離れて、人里離れた施設に入る人が少なくなかった。

 ニァホームでは、それまで住んでいた場所で、しかも今まで築いてきた人間関係のある環境の場所で住めるということだ。

 この施設は3つのコアで構成される。
 ① 公共用スペース
集会所に近いイメージと考えてよい。近隣の人が自由に使用でき、ニァホームの人との交流が行われる。
 ② 共用スペース
   入居者の共同生活空間だ。リビングダイニングのイメージに近い。皆で楽しく食事をする。娯楽・談笑も当然。
   食事は調理人を雇うか、入居者が当番でするかは、入居者の自立度による。
 ③ プライベートスペース
   完全に独立したマンションのイメージだ。共同生活は何かとトラブル等も発生する可能性もある。一時共同生活から離れたいという時もあろう。私が考える最低限必要なスペースである。区分所有になる。

 さて、敷地・建物の規模等であるが、基本的に自由にすればよい。
 現在私が、具体的にイメージしているのは、
 ① 敷地  660㎡(約200坪)
 ② 建蔽率 60%
 ③ 容積率 200%
 ④ 鉄筋コンクリート造り5階建
 ⑤ 1F  公共用スペース 約300㎡
       うち、畳のスペースを12畳くらい欲しい。
       隅の方に10人程度のカウンターを置いて、夕方から一杯飲めるようにしたい。ママさんは近所からのボランティアだ。
 ⑥ 1F  エントランス  約50㎡
 ⑦ 2F  共用スペース  約130㎡
      ダイニングキッチンが主で、娯楽・談笑のスペースも設ける。
      テーブルは楕円形(自由に組合わせることもできる)にして、25人程度座れる。
       固有スペース(マンション)2戸(共用部分を含めて1戸当たり約66㎡)
 ⑧ 3F  固有スペース(マンション)5戸(約66㎡4戸、約88㎡1戸)
 ⑨ 4F  固有スペース(マンション)3戸(共用部分を含めて約88㎡3戸)  
 ⑩ 5F  4Fと同じ。ただし、この階は、公共用スペース、共用スペースと分離した区分所有にし、若年層に入居してもらう。同一年齢層だけのコミュニティでは脆いと思うからだ。
      この若年層の入居者とは積極的に係わりたい。
      (1)子どもの世話を一時してあげるとか。
      (2)反対にどっか花見に連れて行ってもらうとか。
      (3)極端なイメージで言うと、孫世代との共同関係という感じか。
 ⑪ 駐車場 8台程度

 さて、問題は金額だ。私が土地坪100万円程度をベースに試算したところ、88㎡の固有スペース所有で、最低でも5,000万円かかる。一般のマンションなら、広島市内で半額もしないだろう。
 リバースモーゲージ(資産を担保に融資を受け、死ぬ時点で資産「0」にするという発想の金融商品。)があり、これを利用すると、3,000万円程度の負担で済むかもしれないが、現状ではこの制度は「マンションは対象にしない。」ということだ。

 金額より、むしろ大きな問題は、同志を募るということだ。現在、私にはこの手立てがない。私の「ブログ」という僅かな情報発信ではあるが、期待している。

 「ニァホーム」の基本構想を考えたのは、1988年頃。
 人生時計「14時50分頃」 チン

コメント
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