団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

第三極の色は何色?

2012-11-13 17:54:20 | 政治
                       第三極の色は何色?

                                                    2012年11月13日(火)

 「今日の風は何色?」と、ピアニストの辻井伸行が子どものころ母親に尋ねたそうです。辻井は全盲なので、風にも色があると思ったのでしょう。


 今、第三極と言われている政治勢力に吹いている風は何色なんでしょう?

 私は、中学校の理科の実験を思い出しました。色の三原色を重ね合わすと白色(正確には無色透明ですが)になり、そのことが不思議でなりませんでした。なぜって、絵具で三原色を混ぜても白色にはならず、むしろ濁った色になるのですから。


 第三極相互で色んなやりとりが行われていますが、これらを見ると、色んな絵具を混ぜ合わせて限りなく混沌とした濁った色になるのではないかという気がしてなりません。「混沌とした」とは、誰がリーダーになるのか、何を統一した政策にするのか等がますます分かりにくくなると言うことです。


 次の発言録をみれば良く分かります。

・「政策の一致、価値観の一致がないと有権者にそっぽを向かれる」(橋下氏) → 「政策、理念、価値観の一致といっても何から何まで最初に全部合意なんてできない。」

・「石原新党が消費税をそのまま容認するなら話にならない」(渡辺氏) → 石原氏と政策協議入りを確認しました。

・「なんで大連合を考えないないんだ。原発をどうするとか消費税をどうするとか、ある意味ささいな問題だ」(石原氏)

・「感情的に原発ゼロといっても責任ある行政にはなりませんから。合理的な選択であれば納得してもらえる」(橋下氏)

・「石原さんの力は借りたいが、たちあがれのメンバーの力は必要ない」「物事をどう解決するかの考えがなく思考停止」(橋下氏)

・「維新八策をみると国家観がない」「最後は落ち着くところで大渦になる」(平沼氏)
 

 なにが理念か分からないほど言うことがころころ変わったり、相手にしないと言っていた相手と(組む)協議をするとか、相手をボロクソにけなすとか・・。

 一体この第三極に吹く風が、どんなどす黒い色になるか、私は大関心です。


 辻井のピアノの音色はとてもピュァで透き通っています。
コメント
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