欧州自動車大手の7月~9月の業績
2012年11月12日(月)
最近欧州自動車大手の7月~9月の業績が発表されましたが、日本以上に深刻な状況のようです。
というより、深刻な自動車メーカーがあります。
次に列記いたしますと、
売上高(対前年同期) 純利益(対前年同期) 単位:億ユーロ
・VW 488(385) 112.9(70.4)
・ダイムラー 287(264) 12.1(13.6)
・フィアット 204(176) 2.9(1.1)
・BMW 188(165) 12.9(11.1)
・プジョー 129(135) 未公表
・ルノー 84(97) 未公表
プジョー、ルノーといったフランス勢が特に深刻なようです。ルノーの売上高にいたっては、84億ユーロを4倍して通期を予想すると336億ユーロ(日本円で3兆3600億円)
子会社の日産は、通期の売上予想は9兆8150億円ですから、子会社の三分の一!です。ルノーは日産でもっているといっても過言ではありません。
プジョーも深刻です。日産や本田の半分程度の売り上げ規模です。単独での生き残りは困難でしょう。米GMとの資本提携の動きがありますが、うまく行くかどうか。
一方、VWが絶好調です。売上が前年同期比で26.7%の増、純利益に至っては、60.3%の増! この期の純利益を4倍すると日本円で約4兆5千億円!
この期は何かの特殊要因があったのかも知れませんが、今や最大の自動車市場になった中国で絶好調です。日本車パッシングで今後更にシェァを増やしそうです。
自動車のプラットフォームのモジュール化に積極的に取り組んでいて、次期ゴルフⅦは約100㎏の軽量化に成功しています。(トヨタも真っ青でしょう。)
技術、販売量部門で、今最も隙のない自動車メーカーと言えると思います。
トヨタとVW、この二社が覇を競うなか、合従連衡の渦の中に巻き込まれるメーカー、更には淘汰されるメーカーと、戦国時代の様相を呈しています。
2012年11月12日(月)
最近欧州自動車大手の7月~9月の業績が発表されましたが、日本以上に深刻な状況のようです。
というより、深刻な自動車メーカーがあります。
次に列記いたしますと、
売上高(対前年同期) 純利益(対前年同期) 単位:億ユーロ
・VW 488(385) 112.9(70.4)
・ダイムラー 287(264) 12.1(13.6)
・フィアット 204(176) 2.9(1.1)
・BMW 188(165) 12.9(11.1)
・プジョー 129(135) 未公表
・ルノー 84(97) 未公表
プジョー、ルノーといったフランス勢が特に深刻なようです。ルノーの売上高にいたっては、84億ユーロを4倍して通期を予想すると336億ユーロ(日本円で3兆3600億円)
子会社の日産は、通期の売上予想は9兆8150億円ですから、子会社の三分の一!です。ルノーは日産でもっているといっても過言ではありません。
プジョーも深刻です。日産や本田の半分程度の売り上げ規模です。単独での生き残りは困難でしょう。米GMとの資本提携の動きがありますが、うまく行くかどうか。
一方、VWが絶好調です。売上が前年同期比で26.7%の増、純利益に至っては、60.3%の増! この期の純利益を4倍すると日本円で約4兆5千億円!
この期は何かの特殊要因があったのかも知れませんが、今や最大の自動車市場になった中国で絶好調です。日本車パッシングで今後更にシェァを増やしそうです。
自動車のプラットフォームのモジュール化に積極的に取り組んでいて、次期ゴルフⅦは約100㎏の軽量化に成功しています。(トヨタも真っ青でしょう。)
技術、販売量部門で、今最も隙のない自動車メーカーと言えると思います。
トヨタとVW、この二社が覇を競うなか、合従連衡の渦の中に巻き込まれるメーカー、更には淘汰されるメーカーと、戦国時代の様相を呈しています。