団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

体罰

2013-01-12 08:47:03 | 社会
                             体罰

                                                    2013年1月12日(土)

 大阪市立高校の体罰による自殺問題で、真相が少しずつ明らかになってきました。
 日経新聞のネット情報によると、次のように報道されています。


 大阪市立桜宮高校2年生の男子生徒(17)が自殺した問題で死亡前日所属するバスケットボール部の顧問の男性教諭(47)が主力チームから外すことを生徒に示唆していたことが10日分かった。帰宅後生徒は「言われたことをできない俺が悪い」と自責の念を母親に打ち明けていたという。


 つまり、この生徒は体罰と相まって、精神的な暴力により、自殺に追い込まれたというのがことの本質だと思います。言いかえれば、体罰だけであれば自殺まで追い込まれなかったと、私は考えています。言葉による精神的暴力は時に肉体的な暴力以上なのです。


 ところで、橋下大阪市長ですが、この体罰問題で市立小中高を対象として100人体制のチームで調査を行うと言っています。体罰をなくすため、調査することは大いに結構なことですが、果たして橋下氏にその資格があるのでしょうか。

 私は、橋下氏がかつて「たかじんの何でも言って委員会」で体罰容認の発言をしていたことを記憶しています。ネットで調べてみると、私の記憶通り、橋下氏の体罰容認発言及びそれに抗議する情報が溢れています。


 橋下氏は、大阪市長就任早々に、職員に対する「アンケート調査」なる思想調査を行いました。
 現在、裁判が行われていますが、原告の一人は、「正直に答えると先輩を裏切ることになるし、正直に答えないと懲戒処分を受けるかも分からない」とその精神的苦痛を証言しています。橋下氏が行ったことは正に精神的暴力です。


 肉体的体罰容認発言、更には職員に対する精神的暴力を与えるということを現に行ってきた橋下氏に、体罰の調査を行う資格がないことは明らかでしょう。

 
 


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