萩原麻末ピアノ・リサイタル 2013
2013年1月15日(火)
アンコール前に萩原のトークがありました。
彼女はピアノを5歳で習い始めて4か月後、ジュニアピアノコンクール5~6歳の部でバッハを弾いてPF会賞を受賞したのですが、その場所が何と今回のリサイタルの場所だったと言うのです。もっとも建物は建て替わっているのですけど・・。
アンコールは3曲でしたが、最後はその時の演奏したバッハでした。
萩原の演奏スタイル、と言っても姿勢ですが、以前に較べて変化があるように思いました。ピアノに向かって前かがみになるのです。女グールド? 私には、曲の内面を縛りだす演奏をしたいと心掛けているように思えました。
曲目は、萩原にしてはショパンに重きをおいたものでした。ピアノ・ソナタ第3番第3楽章の抒情的な調べはとても良いと思いましたが、やはりドビュッシーやラベルの方が生き生きとしているようでした。ドビュッシーは、並みのピアニストではないと感じさせられる一粒一粒の音の綺麗さがありました。
私は初めて聴いたのですが、メシアンの火の鳥Ⅰにはびっくりしました。左手の拳で鍵も割れよとばかりに叩きつけるのです。スタッフはピアノが壊れるのではと心配したのではと思われるほどの迫力でした。
・2013年1月6日、広島県三原市「ポポロホール」。
まずは、「髭」の館長にご挨拶をいたしました。以前アンケートを書いて出したら、丁寧な返事があったので話をしだす関係になったのです。
昨年8月に東日本大震災復興支援コンサートがあったのですが、その時演奏したフランクのピアノ五重奏曲がありましたので、ゲットしました。その時は一部の楽章だけの演奏で、通して聴かれなかったのが残念でしたので、CDを見つけて大満足でした。
開演前こんなに多くの人の列ができていました。でも、満席でなかったのは勿体ないです。(チケットは完売)なにせ、世界の萩原が2000円だったのですよ。
プログラム。
2階のアルプス席からです。1000人程度のホールでしょうか。