団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

被爆二世検診

2013-01-07 17:48:30 | 健康・病気
                          被爆二世検診

                                                     2013年1月7日(月)

 私の母親は、看護助手として、被爆者の治療に当たっていました。
 どの程度従事したかまでは良く知りません。しかし、「ぞろぞろと被爆者が上がって来た」、と言っていましたので相当沢山の人だったのでしょう。「上がって来た」とは、私の母が住んでいた島に上陸して来たという意味です。


 被爆者と接触があったということで、一定の要件を満たし、被爆者手帳の交付を受けました。

 ということで、私は被爆二世ということになるのです。


 被爆者は結婚差別があると言われています。この場合の「差別」とは非常に難しい概念になると思います。強力な放射線を浴びた人間には後遺障害があること及びその子にも影響があることは疫学的に明確になっています。

 結婚とは子孫を残す営みであり、放射線の影響を避けない子どもを設けたいということは、私は決して結婚差別とは言えないと思います。


 福島の原発事故で「風評被害」ということが言われています。危険「かも分からない」というものから、距離を置きたいと考えるのは人間として当然で、私はそれは「風評被害」に含めるべきではないと思います。



 安部総理大臣は、これから建設する原発は、「福島で事故を起こしたようなものではなく安全対策を十分行った原発である」という趣旨のことを言い、原発建設を推進しようとしています。しかし、私はいくら安全対策を行ったからといって、事故を起こす「かも分からない」ような原発は建設するべきではないと思います。




( 


 私自身には、被爆二世だからということで心身に影響があるという自覚はありません。
 しかし、多くの被爆二世の検診データを蓄積することにより、医療技術の進歩も相まって、その影響が明らかになる「かも分かりません」。
 私は、その可能性にかけて、被爆二世検診を受けることにしています。



・2012年12月21日、広島市中区「広島市健康づくりセンター」。
 









 身長が、慎重な測定にも係わらず、MAX時より約1㎝縮んでいました。




 骨密度の測定を初めてしましたが、指数が108でした。20歳代並みとか・・。




(2013年1月8日、追記)

 「強力な放射線を浴びた人間には後遺障害があること及びその子にも影響があることは疫学的に明確になっています。」と書きましたが、これは定説ではありません。と言うより、間違いでした。「その子にも影響がある」ということは科学的・医学的に証明されていません。8日私が知合いの保健師に教えてもらいました。


 間違った情報をネットに流して、申し訳なかったと反省しています。