団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

UP!

2013-01-17 20:34:21 | 
                            UP!

                                                    2013年1月17日(木)

 UP!は小さな車ですが、VWが総力を挙げて開発した車です。
 3545×1650×1495、ホイールベース2420というディメンションです。軽自動車より150mm長いだけですから、日本にはUP!より小さな小型車はありません。例外的にトヨタのiQがありますが、これは実質的に二人乗りですから・・。


 エンジンは1000㏄の3気筒です。思いのほか振動が少なく、4気筒と言われても分からないほどです。活発に良く回るエンジンで、加速性能に不満はありません。


 シティエマージェンシーブレーキという安全デバイスを載せています。30㎞未満での走行中障害物を検知し自動的にブレーキをかけるというものです。同じようなシステムは、日本ではスバルのアイサイトが有名で、約10万円アップ。最近ダイハツのムーヴにも載せられ、オプションで約5万円アップ。他のメーカーも開発を進めているでしょうから、これから登場する車にはどんどん載せられることになると思います。10万円アップで衝突を回避できるのであれば、安いものです。


 2ドアが139万円、4ドアが168と183万円の2種類です。2ドアの139万円は上記のシティエマージェンシーブレーキが付いての値段ですから、バーゲンプライスと言って差し支えないと思います。2ドア版を4ドアにして10万円アップの149万円のモデルが出ると更に強力だと思うのですが・・。2ドアは日本では売れないことを見越しての、「客寄せパンダ」のような位置づけなのでしょうか。残念です。



 最近VWの積極的な経営方針が目立っていて、2018年までに世界一になるというものです。2012年には対前年11.2%アップの907万台を販売しました。一方トヨタは対前年22%増の970万台の販売見込みで、2年振り首位をGMから奪還することが確実になりました。ところが、トヨタは2015年まで工場の新増設は行わない方針です。(計画済みのものは除く)この様子ですと、VWがトヨタを抜く可能性が大きいと言わざるを得ません。最も、多く売れば良いというものでもなく、1000万台以上の生産規模であれば大量生産のメリットは十分出てきますので、収益重視に経営方針を転換するのも有かとは思います。これからの自動車社会で生きる道として、小型化、軽量化、省燃費、安全性能等未来を見据えた経営のためには莫大な資金が必要で、そのための「収益重視」という訳です。

 いずれにしても、これからトヨタとVWが自動車市場で覇を競うことになるのは間違いないでしょう。


 その予感を与えるUP!でした。











 カーナビを取り付けるスペースを考えて設計していません。




 5速ASGと名付けられた、シングルクラッチシステムのオートマチックです。率直に言って、マニュアルモードとドライブモードの切り替えが操作し難いと感じました。
コメント
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