団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

大阪都構想の決着で、橋本市長の終焉か・・

2015-05-14 12:19:01 | 政治

大阪都構想の否決で、橋本徹大阪市長の終焉か・・

2015年5月14日(木)

 全国的な注視を集めている「大阪都構想」を巡る住民投票が17日に迫ってきました。新聞各種の世論調査によると、反対が賛成を僅かに上回っているということです。選挙は水物ですので、結果に関して予断はできませんが、私は反対により否決されると予想しています。その根拠ですが、自民党から共産党までが反対で一点共闘をしており、住民グループの反対運動も活発になっているからです。

 いえいえ、そうではなくて、「大阪都構想」の本質が段々明らかになってきたからと思います。(私自身、少しずつ分かってきました。)

 橋本徹大阪市長の主張は、二重行政の弊害があるということです。しかし、そのために、税源を大阪府に移し、一人の巨大権力を握る首長に判断を任せるというのは、リスクが大きすぎると思います。

①ある学者によると、大阪市の税収の四分の三は府に吸い取られるということです。これって、地方自治を壊すものと言っていいと思います。地方自治の趣旨を徹底するなら、基礎自治体(「都構想」でいえば、新しく造られる5区役所)に税源と権限を多く移す必要があります。地方分権の趣旨にも反すると思います。

②府知事が税源と巨大な権限を有することになる訳ですが、権限の集中は独裁を生む可能性が高くなると思います。どうしても、戦前の絶対主義天皇制であるとか、ヒットラーのナチスドイツを連想します。善良な独裁者はいないというのが、私は歴史の教訓と思います。橋下流に言わせば、それなら選挙で落とせば良いでしょ、ということですが、そういう仕組みを作ることそのものが、リスクを生むと思います。

 

 私は、2013年5月18日のブログで「さて、次の橋下氏をめぐる予想ですが、日本維新の会の分裂 → 消滅 と展開することになるでしょう。早ければ1年以内遅くとも3年。」と予想しましたが、その展開になっているようです。 

http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/8780768ed482533444f0266587a604ab

 

 大阪都構想の否決は橋下氏の終焉になり、維新の分裂へと展開していくことでしょう、と改めて思います。

 

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