党首討論
2015年5月22日(金)
5月20日に、党首討論が行われました。我がヤベー首相と、民主党、維新の党、それに共産党の各党首との間でです。
ヤベー首相は、多弁ですね。聞かれたことには答えず我流の主張を滔々と述べるだけという、まっこと歯車の合わないものでした。
民主党の岡田代表が、他国の領土、領海、領空へ自衛隊が行くことになるのではないと質問したのに対して、ヤベー首相は否定しました。私はその答弁の中で「一般的」と言ったのが少し引っかかっていたのですが、繰り返しの質問に対して否定し続けるので、それなら政権与党にとって何の為の「集団的自衛権の行使」なのかと思いました。
翌日のTV番組で総理補佐官が「解説」をしてみせました。総理は「一般的に」と言ったので例外的には有り得るというのです。しかし、TVで党首討論を試聴していた多くの国民は、一国の総理が否定するのだから、他国の領土、領海、領空へ行くことはないと思ったでしょう。これって、二枚舌的詐欺的手法ではないでしょうか。
共産党の志位委員長との討論では、厚顔無恥ぶりを発揮しました。志位氏が先の大戦は悪い戦争だったかどうかの認識を問うたのですが、それにまともに答えないのです。これって、○×(マルバツ)の試験問題だったら0点ですよね。
更に、厚顔無知ぶりを発揮しました。ポツダム宣言が日本の侵略戦争だと規定したことを知らないというのです。私は、首相以下の人間ですが、それくらいは私だって知っています。
そう言えば、第一次ヤベー首相の時、「戦後レジームからの脱却」とかなにか言っていませんでしたでしょうか。戦後レジームの一丁目一番は、まさにポツダム宣言です。このことを知らずしてよくも「戦後レジーム云々」と言えたものだと思います。
我がヤベー首相には、厚顔無恥無知という評価が一番相応しいと思います。
本日(22日)の新聞報道によれば、ヤベー首相は、「ポツダム宣言は、アメリカが原爆を落とした後」に出たものだと認識しているというのです。事実は、ポツダム宣言が出たのは1945年7月26日ですので、原爆投下の前です。
よくもこんな人物が一国の首相をしているのかと、国民全て殊勝に考える必要があります。