大阪都構想反対で決着
2015年5月18日(月)
大阪都構想は、反対で決着しました。とはいえ、賛成694,844票、反対705,585票とその差僅か10,741票! これ、「誤差」の範囲内で、ちょっとした動きで賛成になったやも知れない数字です。
大阪の行政の形を変えることにはNoですが、府市に無駄遣いがあるという選挙民の意志の表れと思います。
昨夜の23時頃目が覚めました。次男が仕事の都合で、昨日我家に宿泊することになり、気持ちよく酔っ払って寝込んでしまいました。都構想の結果は気になるので起きておきたいと思っていたのですが・・。何やら予感めいたものが、私を目覚ましたのかもしれません。妻が興奮気味に経過を説明しました。賛成が上回っていたのが、土壇場で逆転したのだと。
ニュースでは橋本徹大阪市長のインタヴューを長々と流していました。とてもすがすがしい何か吹っ切れたような表情が印象的でした。今期限りで大阪市長を辞め、政界から引退するというのです。
私、率直に言って、橋本氏はボツボツ荷が重いと思い出したのではなかったかと感じました。あまりに問題を起こし過ぎています。従軍慰安婦問題、職員へのアンケート調査による人権侵害、組合への不当労働行為、公募校長の問題、WTC購入問題、等など。
と同時に、このお方の決意って、この程度かと思いました。本当に大阪都構想が住民のために良いと信念を持っているのであれば、それこそ政治生命をかけて、再びチャレンジするハズです。
橋下氏の終焉に伴って、大阪維新の会も次の選挙で事実上消滅することになるでしょうし、維新の党も分裂することになるでしょう。
結局、橋本氏の存在は、地方行政について、一定の問題提起はしたものの、主要にはその現場に幾多の混乱をもたらしたということではないでしょうか。
地方自治は民主主義の学校と言われています。住民にとって、橋本氏の存在がどのようなものであったか、考える素材になったのであれば、それは良い教材だったと思います。