団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

トヨタ独り勝ち!?

2019-05-10 07:12:40 | 

トヨタ独り勝ち!?

2019年5月10日(金)

 件の自動車評論家氏が、「トヨタの一人勝ちが現実のモノになってきそう」と吼えています。

 以下、長文ながら、引用いたします。

 「それにしてもトヨタの一人勝ちが現実のモノになってきそう。日産はゴーン後の体制が見えてこないためか株価低迷。販売台数も波乱含みである。ホンダはアメリカでこそ良い数字ながら、欧州や大洋州についちゃ撤退を真剣に考えなくちゃならないほど厳しい。(中略)日産もホンダもトヨタのような元気と明るさ無し。マツダとスバルも明るいニュースなく、三菱自動車なんか未だ謹慎状況。(以下略)

 あれっ、スズキが無いじゃんと思います。近々スズキも決算を発表いたしますが、絶好調の数字が出ると思います。スズキを含めると決して「一人勝ち」ではありません。

 

 売上が30兆2256億円、営業利益が2兆4675億円(営業利益率8.2%)、純利益1兆8828億円。

 20年3月期について、「電動化や自動運転などの次世代技術の研究開発費は過去最高の1兆1000億円、設備投資額も1兆4500億円と高水準を見込む」とあります。合計すると2兆5500億円となり、純利益を上回りますので、内部留保を取り崩すのでありますな。トヨタの内部留保って20兆円超と思いますので、大した負担にはなりませんです。こうした、次世代への投資等を含めた経営戦略という意味では、私もトヨタの「独り勝ち」と思います。

 

 日産でありますが、19年3月期の業績予想で、営業利益は3180億円、営業利益率が2.7%ということです。この2.7%というのは、マツダと並んで業界最低レヴェルになると思われます。

 中期経営計画では、22年度売上高16.5兆円、営業利益率8%としていましたが、売上高14兆円前後、営業利益率を6%前後に引き下げる方向ということです。

 ゴーン拡大戦略では、22年の世界販売台数を17年比3割増の1400万台(これ世界一)に掲げていましたが、これ破綻したということでありますな。

 かつて、トヨタも拡大に走っていたことがありますが、製品の不具合が多く発生して見直し、現在は拡大戦略を取っておりません。

 

 どうも、強欲故の拡大路線というのは、破綻するようでありますな。トヨタは先のように反省したのですが、現在は良い製品を造って結果的に拡大するのであればそれでよしという考えに代わっています。

 

 スズキの決算が近々発表されるでしょうが、営業利益率は10%超!

 件の評論家氏がどう評論するか楽しみです。無視するかも~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする