団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

後期高齢者医療制度(話題)

2008-03-12 10:08:19 | Weblog
              後期高齢者医療制度(話題)

                         2008年3月12日(水)作成

 後期高齢者(75歳以上)に対する「差別」医療制度が、4月からスタートする。

 法律の名称を見て、びっくりした。「高齢者の医療の確保に関する法律」とあるではないか。
 私には、高齢者に対して、恩着せがましく「医療費を確保してあげる」という風に読める。

 これまで医療保険は、国民健康保険、健康保険、共済組合であったものが、75歳以上の高齢者のみを対象とする「医療保険」を新たに設けることにしたのだ。介護保険のイメージに近く、全員が被保険者になり、「被扶養者」という概念はなくなる。

 私は、この制度は、「保険」という意味で、非常に問題だと考えている。「保険」というのは「リスク分散」をねらいとしているもので、高齢者のみを対象とした「保険」は、加齢に伴い医療費が増加するので、むしろ「リスク集中」になる。こういうものは本来の「保険」とは言えない。

 医療の内容でいうと、診療報酬が別体系になり、「包括払い(定額制)」が導入され、例えば、どんなに検査や処置をしても、定額しか支払われず、そのため、必要な検査や回数が減らされる恐れがでてくる。

 また、「外来主治医」制度が導入され、原則、患者1人に1人の主治医とし、高齢者が複数の医療機関にかからないようにすることで、医療費を抑制する。
 75歳未満の患者は、自由に医療機関を選べるのに、75歳以上の患者はそれが「制限」される。これを「差別」と言わずしてなんと言うのか。

 広島県医師会の元トップが、「姥捨て山だ」と言ったのを、私は直接聞いた。

 私は、人類最大の叡智は、「社会のシステムとして、高齢者が生存できるようにしたこと」にあると思っている。このシステムが崩れ始めた。

 もう一つの人類最大の叡智は「H」。あっ、これは単なる語呂合わせですから、気にしないでください。(ばほ)

 「ばほ」とは、「ばか」と「あほ」を足したようなイメージです。

(写真)本文とは、関係ありません。
 2008年3月10日、広島市内福屋デパートの「草刈創作家具展」で撮影。
 妻が、この「花瓶」を狙っています。
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「ガリ版の灯りを守る会」(話題)

2008-03-11 20:24:37 | Weblog
           「ガリ版の灯りを守る会」(話題)

                         2008年3月11日(火)作成

 4日付けの毎日新聞の「みんなの広場」欄に、「ガリ版の灯りを守る会」の投稿があった。

 兵庫県明石市で印刷業をしておられる安藤信義さん(72歳)という方だ。
 安藤さんは、「ここ10年来、毎年8月に、平和への願いを込めて、ガリ版文集を発行して」おられ、「今年は、『ちちをかえせ ははをかえせ・・』で知られる原爆詩人・峠三吉の没後55年に当た」るので、「峠をしのぶ冊子の発行を企画」したということだ。

 「峠にまつわる作文や核兵器の恐ろしさを訴える文(200字以内)のほか、平和をテーマにした詩(2編以内)の寄稿をお願いします。」ということだ。

 私も、何か200字程度書くことができればと思っている。

 私は、峠三吉が主人公の戯曲「河」の台本を持っており、先日、吉永小百合さんに送った。(2008年3月7日「吉永小百合」参照)
 安藤さんにも、送ろうと思っている。この「河」の台本も「ガリ版」で、暖かみがあり味わい深いものだ。

 ところで、「ガリ版」は私も「きって」いた。(懐) 多分、「切る」だと思うが、本当に「切る」ような感じで、ス「キル」が要った。

・紹介
 〒673-0872 明石市大蔵町26の2  安藤 信義
  電話・ファックス 078-912-2733

(写真)「河」の台本からガリ版の文字。
 峠三吉の「八月六日」の一部。
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F1

2008-03-10 09:59:19 | 

F1

2008年3月9日(日)

 今年も、いよいよF1のシーズンが到来する。「フォーミュラ ワン」。スピードの限界に挑戦する自動車レースの最高峰だ。

 昨年のF1は話題が多かった。
 黒人初めてのドライバー、ルイス・ハミルトンが、初戦でいきなり表彰台。あれよあれよという間に、9戦連続で表彰台という「新人」としての新記録を樹立した。そればかりではない。シーズン終盤まで、誰もがハミルトンがチャンピオンになると思うほどの活躍振りで、残念ながら最終レースで逆転されたものの、僅か1ポイント差。次シーズンも、ハミルトンが本命になると予想されるほどの力を見せつけた。

 ハミルトンと同じ、マクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソは、屈辱的なシーズンだった。前年の覇者でありながら、同じチームのルーキーに勝てなかったのだから。
 ハミルトンへの嫉妬からか、シーズン途中、ハミルトンとの不仲説や、いさかいが噂された。詳細は知らない。
 このせいか、アロンソは前年までの古巣のルノーに復帰することになった。今年、違うチームでのハミルトンとの勝負が楽しみだ。

 最終レースで逆転優勝をしたのは、キミ・ライコネン。皇帝ミヒャエル・シューマッハー引退後のフェラーリでその役割を果たした。F1で370㎞/h!の記録を持つ最速男だ。

 我が日本チームのトヨタとホンダであるが、さっぱりであった。両チームとも、実質的にこれだけ不振の年があっただろうか。

 トヨタが鳴り物入りでF1参戦したのが、2002年。6シーズン終了して、2年目の2位というのが最も良い成績だ。その時のトヨタであるが、見る者が恥ずかしくなるようなもので、新聞1面に「2位」の全面広告を出すハシャギ振りだった。優勝ならともかくもね。
 
 昨年から、トヨタはエンジンを他のチーム、ウイリアムズに提供したが、そのチームの方がトヨタよりコンストラクターズポイントが多かったのだから、トヨタとしては内心穏やかではなかっただろう。
 トヨタという会社は、「ネガ」を丹念に潰して改善を行うというようなDNAを持っており、「天才的な」仕事が要求されるF1のような世界では実力を発揮できないのか。
 
 今年は、ドライバーをラルフ・シューマッハーからティモ・グロックへ代えた。もう一人のヤルノ・トゥルーリが、今年の練習でトップタイムを出すなど、昨年よりか期待はさせられる。

 一方ホンダは、本田宗一郎のDNAを引き継ぐ、天才的な会社だ。かつて、F1で圧倒的に強かったことからも分かるように、何時何が起きて優勝しても不思議ではない。しかし、私には今のホンダはF1にトヨタほど執念を持っていないような気がする。このチームに欠けているのは「熱意」だ。

 忘れられないのは、第6戦のカナダGPでのロバート・クビサの事故だ。270kmで走っていたクビサが、コーナーを回りきれずに、コースイン側の壁に激突し、反動でアウト側の壁にも激突した。ちょうど90度傾いた車体のコックピットから、クビサの「首」があたかも折れてしまったかのように、「ブラブラ」激しく揺れた。
 しかし、驚くべきことに、このクビサ、翌戦は大事を取って休んだものの、翌々戦で第4位に入賞した。一体、F1ドライバーには、「事故の恐怖」のPTSDはないのか。

 今年も熱くなりそうな、F1。その第1戦は、3月14日オーストラリアGPで幕が切って落とされる。

(写真)トヨタのF1。2001年12月23日、広島県産業会館で撮影。
 F1には美女がつきものなんです。私は決してコンパニオン・ガールを撮ろうとしていたのではありませんよ。と言い訳すればするほど、疑惑が生じます。(汗)

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クラウン(日記)

2008-03-09 18:02:12 | Weblog
                クラウン

                            2008年3月9日(日)

 7日、新型クラウンに試乗しました。ただし、買う予定はありません。いや、正しくは「買える予定」はありません。

 なのに、なぜ試乗をしたかというと、「厚かましい好奇心」とでもいうんでしょうか。

 私は、クラウンという車はすごい車だと思っています。
 最も安いグレードで368万円。「バリューフォーマネー」という点で、安い!。
 競合車種のベンツEクラスやBMW5シリーズの約半額ですよ。
 女性のセールススタッフは、日産のフーガを「格下」と言ってのけました。フーガは同じ排気量で車体はむしろクラウンより大きいのですが・・。日産(怒)

 本格的なハイブリットを設定したのも、話題です。ただ、私は、エンジンを3.5ℓにしたのは疑問で、2.5ℓにすべきだと思います。ハイブリットというのは、燃費向上を目的としているのですから。トヨタの見識を疑いますね。
 ただ、えせ環境団体の官公庁が、ハイブリットをこぞって買いそうです。私は、プリウスで十分だと思いますけど。
 
 トヨタは、このクラウンを月5,500台売りたいといってます。平均販売価格を500万円とすると、年商3,300億円ですよ。これだけで会社が1社できます。

 クラウンの試乗を終え、私の車に戻ると、その歴然とした「格差」に、格差「車会」を感じました。もちろん、クラウンが「格上」です。

 妻は、後部座席にふんぞり返って乗っていました。妻は私より「格上」です。私はお抱え運転手のようなものです。何処へでも連れて行けと言われれば、「ハイ」と。(泣)

 格差社会 車にもある 格差車会(windy)

(写真)試乗者のクラウンアスリート3.5ℓです。ほぼフル装備で600万円を超えるそうです。
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岳父の胆嚢摘出術(日記)

2008-03-08 18:01:14 | Weblog
               岳父の胆嚢摘出術(日記)

                          2008年3月8日(土)作成

 昨日7日、岳父(82歳)が広島市内C病院で胆嚢摘出術を受けました。13:00頃に手術室に入り、出てきたのが16:00頃。

 予定では、腹部に数か所穴を開ける方法でしたが、胆嚢が炎症を起しており、開腹術となったため、時間も30分程度延びました。

 執刀医に胆石を見せてもらいました。胆嚢をジョギジョギ切って出した「石」が、大(直径約1㎝)小(同約5mm)合わせて、何と18個も出てきたんです。
 妻は(見ることを)「いいです」と言いながら、私が見ていると後ろから見てしまっていました。げに、好奇心とは恐ろしいものです。「好奇心 恐ろしいものより もっと恐い(windy)」

 これだけ石があると、胆嚢としての機能は既になく、摘出しても問題がないということでした。

 奇遇というか、執刀医のF先生が、高校の同級生だということが分かりました。何年か前に、F君がC病院で医者をしているという話を聞いたことは覚えていました。主治医がF先生ということでしたので、もしやと尋ねるとそうでした。
 しかし、彼の方は覚えている様子はありませんでした。そうですよね、40年以上遭遇したこともないのですから。

 年月の経過により、彼も、既にC病院は定年退職になっていて、今は嘱託。この4月からは呉市の海上保安大学校で働く予定ということでした。医師の数が少ないですから、これからも働ける間は働いてもらいたいものです。

 ところで、手術中にバックグラウンドミュージックを流すということでした。岳父が選んだのが、ベルリオーズの「幻想交響曲」。
 「えっ、やばい」。だって、この曲は「精神の安定」をもたらすような曲ではなく、むしろその対極にあるようなものですから。第4楽章は「断頭台への行進」ですよ。この表題を見ただけでも、「相応しくない。」

 ただ、よく考えると、手術中は「麻酔で意識がない」はずですから、執刀医に聞かすのでしょうか?それなら、もっと「やばい」。
 私が執刀医なら、メスを指揮棒にして、体中滅多やたらに切りつけること請け合いです。

 幸い、F君は「幻想交響曲」に心動かされなかったのか、術後の経過は良好のようでした。
 岳父が意識下で聞いた「幻想交響曲」を「堪能」したかどうか、今度確認してみます。

(写真)C病院6階の病室から写した、日没間際の「太陽」です。手術後、岳父は、「いたいよう」と言っていました。
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吉永小百合(話題)

2008-03-07 08:24:51 | Weblog
              吉永小百合(話題)

                          2008年3月7日(金)作成

 4日、女優の吉永小百合さんへ手紙を書いた。というより、一方的に「資料」を送付した。

 吉永さんは、原爆詩を朗読することにより、核兵器廃絶の活動を行っており、かねてより、私は敬意を表していた。
 昨年12月30日放送のTVで、吉永さんの原爆詩の朗読の番組があった。その詩の中に、「ヒロシマの空」というのがあり、私の注目を引いた。それは、私が持っている戯曲「河」にその詩が載っていたからだ。
 そのことで、吉永さんに「資料」を送ることを思いついた。今後の朗読の参考になりはしないかと期待して・・。

①「河」の台本
 原爆詩人峠三吉を主人公とした戯曲です。作者の土屋清は、劇団「月曜会」を創設し、たびたび「河」を上演しました。(初演1963年)
②構成詩「未来を語りつづけて」のCD-R(LPからのコピー)
 原爆詩をメロディを付けて朗読したものです。
③「奇蹟の人」の記事(中国新聞)
 劇団月曜会は、土屋清死亡後も活動を行っており、今年創立50周年記念で「奇蹟の人」を上演します。

 ところで、吉永さんの連絡先を探すのに苦労した。当然「吉永小百合事務所」といったものがあると思い、ネットで調べたが見つからない。
 私の職場で、吉永小百合の色紙を持っている人が偶然いたため、その方から教えてもらった。

 いつまで たっても さゆりist
 このごろ なんでも わすれist(windy)

(写真)
「河」の台本です。絵は四国五郎さん。この方のお兄さんとはちょっとした思い出があり、何時か書きたいです。
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ヤマトと郵便事業会社(日記)

2008-03-06 18:34:47 | Weblog
             ヤマトと郵便事業会社(日記)

                          2008年3月6日(木)作成

 4日付けの朝日新聞のコラム「ゆうちょ銀、ヤマトを利用」を読んで、笑っちゃいました。

 「日本郵政グループのゆうちょ銀行が2月に全国の郵便局向けに冊子を送った際、ライバルのヤマト運輸のメール便を使っていることがわかり、グループ内でやり玉に挙がっている。
 (ゆうちょ銀側は)事前に郵便(事業)会社に、あて名作成や配送の話を持ち込んだが、「繁雑な作業」と難色を示された。やむなく一般競争入札にかけるとヤマト運輸が落札した。このメールを受け取った局員から批判の声がわき上がり、日本郵政の西川善文社長は全郵便局長に「極めて遺憾」「動揺しないよう」などとする文書を配布した。」とある。

 「猫猿の仲」といわれるヤマトに取られたので、日本郵政が「動揺」したのでしょうが、「民営化」されたら、こういったことが起こり得るということを想像できなかった日本郵政の経営感覚はどうなっているんでしょうかね。もし、想像できていたら、「動揺ってどうよぅ」と「平静」でしょう。

 私は、改めて、何のために「民営化」したのか訳が分からなくなってきました。
 「市場において利益の最大化を図る」ということではないのですかね。なら、安いところに発注できて、喜ぶべきではないんでしょうか。
 「ケーレツ」を大事にするあのトヨタ自動車ですら、安くなければ、ケーレツ外に発注していますよ。

 ところで、私の妻がぶりぶり言ってました。
 妻は、毎年郵便局に年賀状のスタンプを押しに行ってたんですが、「民営化」後、スタンプが無くなったって。
 お年玉の当たり「切手」、それまでは100枚で3シート当たっていたのが、「2シート」に減らされたって。
 あの「どケチ商法」の西川社長らしいですね。

 西川社長の「グループ総合力を最大限活用しなければ他社と戦うための競争力などつくはずがない」(同コラム)というのは、つまり、利用者にはコスト削減のためサービスをカットして、グループ内では「談合」により高コスト体質を維持するってことなんだ。

 市場ではなくグループ内で発注し合うようなことをして、あの旧郵政省からさんざん叩かれて「苦労」した「クロウネコ」に勝てるとは思いませんね。

(写真)私の姉宅のネコです。2008年2月25日撮影。
 同類のクロウネコが郵便事業会社に勝って、称賛の雄叫びを「わぉぉ」とあげています。(想像)
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秋穂・防府天満宮(日記)

2008-03-05 18:59:57 | Weblog
               秋穂・防府天満宮(日記)

                          2008年3月5日(火)作成

 一昨日3日は、山口県山口市秋穂(あいお)へ行ってきました。(広島市から車で往復約278㎞)

 来るまで待とう ほととぎす
 ところが、何時まで待っても、車海老は来ない。
 となると、食べに行くしかない。

 「秋穂は日本の車海老養殖の発祥の地」ということです。
 養殖場近くへ行ったんですけど、食事をするところがあまりなく、民宿「しらい」というところに入りました。

 「えぇー」(私の心の悲鳴)、部屋に通されるではありませんか。瞬間「しまった」と思いましたが、素知らぬ顔(みえ)。
 一番安いセットメニューが「乙姫膳」3,045円也。サービス料も必要で、二人分、約7,000円。「円ぇーん」。

 車海老は、天ぷら、茶碗蒸し、ボイル。味の方は良かったですよ。本当は「おどり」が食べたかったんですけど、単品メニューで、「3,150円より」!ではねぇ。
 しかーし、おどりを食べるために、わざわざ行ったのではないのか。(泣)

 防府天満宮にも行って参りました。
 「学問の神様として、受験生を始め多くの参拝客で賑わう天神様。ご祭神は、平安時代に高い学識をもって右大臣にありながら、延喜元年(901)藤原氏によって太宰権師に左遷された菅原道真公。太宰府に下る途中に滞在した防府を愛でられた菅公をしのんで、死後の翌年延喜4年(904)に建立。」

 妻が、「学問の神様」に飛びついて、「孫(小2)が勉強がよくできますように」って、祈ったって。でも、あーた、お札も買わずに、それは無理っていうものでしょう。(ケチ)
 ま、札を買っても、私を先祖に持つようでは無理か。隔世遺伝と申しますからね。
 いや、そんなことを言っちゃいけません。人間の能力は「無限の可能性がある」ということを、2日に観た「奇蹟の人」で知りましたからね。

(写真)2008年3月3日、防府天満宮の境内。
 梅がちょうど満開でした。紅梅が圧倒的に多く、少ない方の白梅。(天邪鬼)
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奇蹟の人(話題)

2008-03-04 20:29:51 | Weblog
               奇蹟の人(話題)

                          2008年3月4日(火)作成

 「うぉー・・うぉー・・」。その瞬間、ヘレンは喉から絞り出すような声を上げた。ポンプで汲み上げた水に触れ、幼児の時の微かな記憶が呼び覚まされたのだ。奇蹟が起ったのである。「ものには名前がある」ということを遂に、ヘレンは分かったのだ。

 「うぉー」というのは、6か月で片言を話しだしたというヘレンの「water」という言葉なのである。

 ヘレンの家庭教師としてきたサリバン先生は、若干20歳だ。自らも「盲目」の経験があるサリバン先生は早速、ヘレンに指文字を教える。人形をヘレンに与え、「d o l l」。「ものには名前がある」ということを。もともと利発なヘレンのことである。指文字は直ぐに覚える。しかし、それはヘレンにとっては、ただ単に遊びでしかない。

 食卓のまわりを我が物顔で歩きまわり、わしづかみで食物を食べるヘレン。この暴君のようなヘレンとサリバン先生との格闘が始まる。力づくでヘレンを服従させるが、それはしかし、「調教」でしかない。
 それでも、母親は「あのヘレンがナプキンをたたんだ。」とサリバン先生に心を動かされ、自らも指文字を学ぼうとする。

 サリバン先生の力の支配に不満な父親は、ヘレンとサリバン先生を離そうとする。サリバン先生は2週間という時間をもらい、ヘレンと二人だけの生活を始める。ヘレンは編み物をするようにまでなり、従順になる。その様子を見て両親は満足する。

 それでも、サリバン先生の苦悩はまだ続く。闇の中にいるヘレンを救うのは、「ものには名前がある」ということを知らせることだ。「名前を知ればヘレンに世の中をあげられる。」とサリバン先生は考える。

 2週間経ち、「従順なヘレン」に対する家族の歓迎の晩餐が始まる。
 ・・と、ナプキンを捨てるヘレン。それを付けるサリバン先生。またしても、捨てるヘレン。家族の前ではサリバン先生に服従しないのだ。サリバン先生は、ヘレンをポンプの処まで引きずり、ヘレンに水をかけ、「w a t e r」と指文字で綴る。そして冒頭のシーンになるのだ。

 「ばーん・・ばーん」と大地よ割れよとばかりに叩くヘレン。そして手の平を上げ指文字を求める。サリバン先生、すかさず「g r o u n d」。
 ポンプの処に行くヘレン。サリバン先生「p u m p」。
 母親を探すヘレン。「m o t h e r」。しっかりと抱き合うヘレンと母親。
 父親。「f a t h e r」。抱き合う。
 そして、ヘレンはサリバン先生のところに行く。「t e a c h e r」。サリバン先生は、ヘレンの手を頬にあて、大きくうなずく。サリバン先生はヘレンの頬に接吻し抱き合う。
 ヘレンはサリバン先生の手に綴る。「I l o v e y o u」。

 「とめどなく流れる涙。」
 あっ、これはト書きではない。
 妻も泣いていたようだ。

・紹介
 2月24日の中国新聞によると、広島市で活動する劇団月曜会が、創立50周年記念で公演する「奇蹟の人」。
 3月1、2、8、9日、広島市中区榎町の「アッカー」で。大人2,000円也。
劇団月曜会(082-234-9656)
・推奨度「★★★★☆」

(写真)この芝居で使ったポンプです。
 実際に水が出る「優れもの」で、近くの観客にしぶきがかかっていました。
 涙を流すよう「誘い水」だったのかもー。
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花粉症(日記)

2008-03-03 07:32:49 | Weblog
                花粉症(日記)

                          2008年3月1日(土)作成

 きましたー。朝方、未だ寝ている時、鼻がむずむず。→くしゃみ(連続3回)。
 昼ごろから、目がねちゃねちゃ、ショボショボ。
 3月1日、ついに、今年もやってきました。

 私の場合は、花粉「症」というほど重くはないと思うのですが、7・8年前から、症状が出だしました。

 それまでは、花粉症とは無縁と思っていたので、「体質は変わっていないのに、なぜ?」と思ったものです。次は、裏付けを取っていない「説」です。

 寄生虫がいたら、20年くらいは「花粉症」にならないとか。
 げぇー、そのせいだったのか?半分は信じていません。

 しかし、これも裏付けを取っていない「説」ですが、空気のきれいなところでは、「花粉症」にならないって。これは100%信じています。

 私の想像するところ、
 「花粉」というのは、種子ですから、子どもですから、草木にとっても一番大切なもの。
 一方、大気汚染というのは、草木にとっても子孫の繁栄にとって深刻な問題。(例えば、酸性雨)

 それで、「誰が大気を汚染したのだ。」ということに当然なります。草木は人類の先輩ですから長年の経験で、人類というダニのような奴ということが分かります。いやダニに失礼かな。

 草木と人類とでは、言葉によるコミュニケーションがとれませんから、草木側から人類側に対して「花粉症」というメッセージを出しているのかな?

 と、「クシュン、クシュン、クシュン」。いや、草木が私の悪口を言っているんだー。

 「冬去って 春がくる 嫌な花粉もくるんだね」(windy)

(写真)本文とは関係ありません。3月1日撮影。
 銀杏の木に、最後の一粒の銀杏。
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イージス艦事故の謎々(話題)

2008-03-02 12:00:17 | Weblog
            イージス艦事故の謎々(話題)

                          2008年3月2日(日)作成

 29日、衆議院予算委員会の審議をTVで見た。
 石破茂防衛大臣の、イージス艦の事故に関する答弁は実に上手い。「敵ながら天晴れ!」という感じである。しかし、私には真実味が伝わってこなかった。

 一方、沈没した吉清丸の僚船の船長達が、事故直後に行った記者会見での説明は、実にリアルで真実味があった。
 船長達は、「イージス艦は、漁船群を30分前には見たはず。」と一環して主張し、「ブレ」がない。
 イージス艦側が、「2分」→「12分」ところころ変えたのと、極めて対象的だ。

 今回の事故に関する防衛省側の説明は、真実味がないどころか、正に「謎が謎を呼ぶ」という状況である。軍事訓練には、「謎々遊び」がある。(嘘)

 私の専らの「謎々」は、事故当日行われた、大臣室での航海長からの「事情聴取」である。
 私の大胆な推理は、「隠蔽、口裏合わせが行われた」というものである。

①石破大臣は、事故当日自らが直接「事情聴取」を行ったことを、直には明らかにしなかった。
 私は、何か隠されているという「胡散臭い」ものを感じている。
②防衛事務次官にいたっては、「事情聴取」の内容を、「覚えていない」と答えた。なわけないでしょ、いくらなんでも。私なら「能天気野郎」で済みますが、次官ですよ、次官。事務方の頭脳明晰なトップが覚えていない訳がない。
 これは、質問された内容と、「隠蔽、口裏合わせ」をした内容が十分整理できず、迂闊に発言すると後々困ると思い、とっさに「覚えていない」と言ったと思われる。
③「事情聴取」した内容の「メモ」はないと言っているが、10人もこの「事情聴取」に立ち会っていて、誰も「メモ」をしていた者がいないということは、「あり得ない」。
 仮に、「メモ」が本当になかったとしたら、「隠蔽、口裏合わせをするから、メモは厳禁」だったという可能性がある。

 いずれにしても、私は、この「事情聴取」の内容が事実通り明らかになったら、福田内閣が「ぶっ飛ぶ」ようなものだと推理している。

(写真)本文の内容とは関係ありません。
 2007年12月30日、勝浦漁港の近くの市場で撮ったものです。イージス艦の事故近くの海で泳いでいた魚かもー。「ギョ」

(関連ブログ)2008年2月25日「イージス艦の衝突事故」
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たんすながもち(日記)

2008-03-01 18:25:26 | Weblog
              たんすながもち♪(日記)

                         2008年2月29日(金)作成

 広島県竹原市観光協会作成のパンフレットによると、
 「竹原は平安の昔より京都・下鴨神社の荘園「竹原荘」として栄え、『安芸の小京都』と称されています。また、江戸時代には塩田で栄え、多くの学者を輩出し、町人文化が華開きました。出格子、棒瓦の屋根などを要した豪商の家や町並みが建並び、今も往時の面影をとどめています。」とあります。

 その竹原の「町並み保存地区」で、2月9日から3月9日まで「雛めぐり」が開催されており、25日妻と一緒に行ってきました。

 写真は、旧笠井邸の2階です。製塩業をしていたというから、豪商だったんでしぉおね。

 奥の方に大きな家紋入りの「長持」を発見しました。私がこれまで見たことのないような、随分立派な長持でした。桐じゃないかと思います。

 そういえば、子どもの頃、「たぁーんすながもち♪」と歌いながら遊んでいました。ネットで検索すると、遊び方と歌詞が出てきました。便利ですね。以下です。


                 たんすながもち

たんす長持は2つのチームに分かれて、一列に向かい合って並びAのチームが「たぁ~んすながもち♪」と歌いながらBチームに向かい、「。。。ほしい♪」で片足をあげる。BはAが来ると同時に後ずさりしていく。
次にBのチームが「あのこがほしい♪」と、歌いながらAに向かっていき最後片足をあげる。AはBが来ると後ずさりしていく。
その繰り返しです。

A:たぁ~んす長持 どの子がほしい
B:あの子がほしい
A:あの子じゃわからん
B:この子がほしい
A:この子じゃわからん
B:相談しよう
A:そうしよう
(チームで集まって、相手の中から1人ほしい人を選びます。)
A&B:決~まった!
A:○○ちゃんがほしい
B:△△ちゃんがほしい
A&B:ジャンケンポン!
(指名された子同士がじゃんけんをして、勝ったら相手を自分のチームに入れる)
そして負けた子は勝ったチームから○○になっておいで♪♪って言われて行く。
  (例えば犬とか猫)


 私の田舎では、「じゃんけん」ではなく、指名された者同士が「引っ張り合いこ」し、自分のチームに引っ張り込もうとしました。
 「引っ張り合いこ」の相手が好きな子だと、ひそかに嬉しかったりして・・。そして、私は必ずその子を引っ張り込んでいました。
 
 その頃を思い出し、「ぽー」としていたんですが、妻の顔を見て、現実に引っ張り込まれました。(汗)


(関連ブログ)2008年2月29日「竹鶴酒造」
コメント (2)
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