団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

美和櫻酒造

2009-05-06 06:28:37 | 食べること
                 美和櫻酒造

                            2009年5月3日(日)

 社長さん自らが、酒蔵を案内してくれたのには、びっくりした。
 その前に、事務員さんに来蔵の意図を説明した。美和櫻の冷酒を探している、と。40代とおぼしき実直そうな感じの女性が対応してくれた。私がつい、「酒蔵を見せてもらえるのですか?」と口を滑らせたところ、「社長さ~ん」となった。40歳くらいの若い社長だ。

 酒を漬け込むのは11月頃からということだが、入ると「ぷーん」と酒の香りが漂っている。年季ものだ。私の妻はアルコールは飲まない方だが、香りの講釈はたれる。
 普段とても入ることのできない「麹室」も見ることができた。(外から)
 醗酵する時期を直ぐに把握する必要があるため、蔵の2階には寝泊りする所がある。米麹と一緒に寝泊りし、醗酵の状況を肌で感じるのだろう。

 5月1日のブログで書いた、「庭の山椒」という店で飲んだ酒を説明したが、味の説明を言葉でするのは難しい。(2008年11月21日「五感」参照)
 ともかく、これではなかろうかと、純米吟醸720ml瓶1,830円也をゲットした。

 家に帰り、期待しながら、口に含んでみた。違う!これはかなり辛口で、その辛さが、他の味を抑えている。
 庭の山椒で飲んだやつは、あま味、辛味、苦味、酸味、色んな味が非常にバランスよかった。
 こうなると、どうしても、見つけたくなる。美和櫻探求の旅は続く。(バ~カ、飲みたいだけだろう、とは陰の声)

(写真)2009年5月2日、広島県三次市三和町下坂木262 美和櫻酒造有限会社。
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掛井酒店

2009-05-05 07:30:52 | 食べること
                  掛井酒店

                            2009年5月3日(日)

 ここの店主は凄い。店に置いてある酒は全て自分で飲んで確かめて、かつ蔵元に行ったことのある酒しか置いていないのだ。
 決して大きい店ではないが、置いてある種類は優に100種類は超えるだろう。
 その全てに渡り批評できる。日本酒ソムリエ。

 自ら行ったことのある蔵元の酒ということで、だいたい中国地方に限られている。無名の蔵元で、おいしい酒を発見するのが、醍醐味だそうだ。

 さて、私が5月1日のブログで書いた美和櫻の冷酒を尋ねたが、冷酒向きの美和櫻は置いていないのだそうだ。
 美和櫻の話をしていると、そこの杜氏金雄恵弘氏と交友があることが分かった。店内に「看板」を掲げているが、この看板は金雄氏が作ったものだ。
 写真では分かり難いが、「ダメな酒専門商」と彫ってある。
 専門家仲間が利き酒をしていて、「これはダメだね」というのが最大の賛辞だという。この杜氏は洒落たセンスの持ち主だ。

 かれこれ、30分余り酒談義をしただろうか。味の好みを伝え、720ml瓶2本をゲット。酒に情熱があると思ったのか、名刺をくれた。家に帰ってよく見ると、「広島煮酒倶楽部」とある。「煮酒」とは何だろう。次回(買いに行く)行く名目ができた。

 どうしても、美和櫻の冷酒を手に入れたいという気持ちが伝わったのか、美和櫻の蔵元を教えてくれた。車で約1時間だ。さぁ、行ってみよう。
 
(写真)2009年5月2日、広島県東広島市西条朝日町6-52 掛井酒店(082-422-2752)。東広島市観光協会作成のパンフレット「酒蔵通り」では、「酒、蔵元共同開発商品」(の店)と紹介されている。
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産直市 JA広島中央産直市西条中央店

2009-05-04 07:07:44 | 産直市場
           産直市 JA広島中央産直市西条店

                            2009年5月2日(土)

 この産直市は年中無休とある。しかし、スタッフに聞くと、正月と盆には休むということだった。
 
 産直市には、観光客をターゲットにしているような所もあるが、この店はいわば近所のスーパー的存在で、それで年中無休なのかもしれない。面積は小さい。

 たけのこ、新玉、卵を買った。卵は「もみじ」という名が付いている。卵黄が赤いのだそうだ。

 ビール牛のことは、2回書いた(2009.1.11、1.25)が、ここに置いてある肉は、ビール牛だ。このビール牛の味の特徴は、「濃厚」ということだろう。味の付いていないような輸入牛があるが、いくら安くても買う気になれない。

 来店者とのコミュニケーションを図る意図か、やたらと掲示物が多い。昔懐かしいさつま芋の茎のレシピが書いてあった。
①皮をむく
②葉の方から、5センチくらいずつ折って取り除く
③キンピラの様に油炒め
④醤油とみりんで味付け
⑤ごぼう、ちくわ、油揚げ等と一緒に

 さつま芋というと、青木昆陽を思い出す。
(以下ネット参照)
江戸時代、享保の改革の時期に、8代将軍であった徳川吉宗は、実用の学問を奨励し、特に農業の分野で多くの人材を登用した。その一人に青木昆陽がいた。昆陽は江戸で生まれ、京都で学び、再び江戸に帰って才能を認められた。たまたま享保年間に西国が飢饉にみまわれ、幕府は飢饉の際の食糧確保の方法を考えなければならなくなった。これにこたえ、青木昆陽は、やせた土地でも収穫が期待できるサツマイモに着目し、その実用化に成功した。サツマイモは関東各地や伊豆七島にまで広がっていった。サツマイモの試作地は九十九里と現在の千葉市花見川区幕張で始めて、ここで試作に成功したという。このサツマイモのおかげで当時貧困に苦しんでいた農民たちを飢えから救うことが出来たという。この甘藷(サツマイモ)の栽培は、江戸時代の飢饉だけでなく、太平洋戦争時も救荒食物として多くの人々を救ってきた。現在の九十九里地域では甘藷の名産地ではなく、多くの農作物が栽培されている。

 「太平洋戦争時も・・多くの人々を救ってきた。」とあるが、私の母は、戦争後もさつま芋御飯をよく炊いていた。私は大嫌いだった。

 歴史は繰返すというが、食料自給率40%を切るという現状では、何時又さつま芋のお世話になるか分からない。

(写真)2009年5月2日、広島県東広島市西条町地家7958 JA広島中央産直市西条店(082-431-0051)
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メーデー(2009)

2009-05-02 09:03:09 | 社会
                 メーデー(2009)

                            2009年5月2日(土)

メーデー歌(作詞:大場 勇、作曲:栗林 宇一)

聞け万国の労働者  ♪
轟き渡るメーデーの  ♪
示威者に起こる足取りと  ♪
未来を告ぐる鬨(とき)の声 ♪

 5月1日、広島市中区ハノーバー公園において開催された、第80回広島県中央メーデーに参加した。
 40年ぶりだろうか。

 私がかつて参加していた当時は、アメリカのベトナム侵略に反対する運動が高揚していて、スローガンは「アメリカはベトナムから出て行け!」だった。
 今年の主要スローガンは、「労働者の雇用を守れ」、「派遣切り・雇い止めを許すな」である。

 大手自動車や電機企業が、いとも簡単に派遣切りを行っている。
 派遣先の企業が派遣元の人材派遣会社に、派遣労働者の供給を断る。そうなると必然的にその派遣会社は派遣労働者を首にせざるを得ない。つまり、実質的には派遣先企業が派遣労働者を首にしたことになるのだが、キャノンの御手洗会長は、人材派遣会社が首を切ったのだという趣旨の発言を平然と言ってのけた。
 こういう輩が日本経団連の会長であるから、黙っていたら、企業が社会的責任を果たす訳がない。ここは、労働者は闘う以外に方法はない。

 マツダも例にもれず派遣切りを行っているが、巧妙な方法だ。派遣で3年以上雇用すると正規雇用申出での義務が主じるが、「クーリングオフ」期間を巧妙に設け、3年を超えないようにリセットする。マツダの行ったこのクーリングオフは違法性が極めて高い。TVの報道でマツダは、「違法なことは一切行っていない」とコメントを出していたが、いずれ違法が明らかにされるだろう。

 「アメリカはベトナムが出て行け!」というスローガンは、ベトナム人民の闘いにより、その後現実のものとなった。
 「労働者の雇用を守れ」・「派遣切り・雇い止めを許すな」というスローガンは、労働者の闘いにより、実現されることになるだろう。






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地穴子の刺身

2009-05-01 18:27:58 | 食べること
                  地穴子の刺身

                            2009年5月1日(金)

 えもいわれぬ「あまさ」を感じる。歯ごたえは、こりこりしていて、フグに似ている。薄いピンク色をしている。においは無臭だ。

 1か月ほど前に、「庭の山椒」という名前のこの店に初めて入った。そこで初めて食べたのが、この「地穴子の刺身」。その味が忘れられなくて、リピートした。肝心の値段を覚えていないが、1,050だったと思う。少々高いので、そんなに頻繁には食べれない。

 カウンター越しに、板さんが気軽に話しをしてくれる。将来は店を持ちたいという夢を持っている。この場合の夢は、「将来実現したい願い」だ。

 広島の地酒を置いてある。蓬莱鶴、美和櫻、本州一、雨後の月、桜吹雪。美和桜の冷酒を飲んだ。口に含んだとたん、この上質感は何だ、と思った。全体のバランスが非常に良い。欲を言えば奥行きというかもう少しコクが欲しい。でも値段からしたらとてもリーズナブル。

 「地穴子の刺身」。あのあまさを思い出すと、また食べたくなる。

(写真)2009年4月27日、広島市中区八丁堀「庭の山椒」の地穴子の刺身
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