水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

風評被害

2009年06月01日 | 日々のあれこれ
 関西の方で休校していた学校がだいたい再開しているようだが、もうほとんどの人は興味を失っているようですね。
 埼玉県でも、修学旅行を中止にした中学校がたくさんあってかわいそうだったが、今日県の方からお達しがきていたようだ。
 いわく「新型インフルエンザによる修学旅行の中止はしないように。中止した学校はできることなら時期をかえて実施するように」との内容だ。
 まあ、お役所の仕事ですわ。
 中止はいきすぎとの世間の声が大きくなってきたからだろう。
 中止したのは学校であり、われわれが無理強いしたわけではありませんということでもあるのかな。
 関西大倉中学高校が再開するにあたり、風評被害を警戒し、私服での登校も認めているという。
 つまり「関西大倉のやつらはあぶないぞ、近づくな」的なことをいう輩がいまだにいるということなのだろう。
 インフルエンザ患者のいる学校に「指導がなってない」「責任とれ」と電話する人たち。
 感染した人たちをせめる風潮。
 病んでる。
 行政のひとたちは、人権のDVDつくってる暇あったら、現場にでてこういう状況下で何をやるべきかを模索してほしいものだ。
 2兆円を給付金にしてばらまいて、気がついたら14兆円とかの補正予算が可決されている。
 何百億もかけて各省庁にエコカーやテレビを購入する。
 百何億でマンガ記念館をつくる。
 だいたい億っていくらなのだろう。
 ハープ何台買えるのか。カツ丼何杯食えるのか。
 日本中いたるところで病んでいるのはまちがいないのだが、なすすべなし。
 せめて教え子達に立派になってもらい、なんとかしてもらうしかない。
 
コメント
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