水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

ものまね

2009年06月27日 | 日々のあれこれ
 解散の時期がどうだとか、退陣要求がどうのとか、役員人事はどうするとか、いいかげんうんざりする。
 マスコミの報道にも問題があるのだろうが、政治家の先生方は政治をやってらっしゃるのかな。
 天下国家をどうすべきかという議論をし、具体的な施策を役人をつかってやらせるのが、政治家の仕事のはずなのに、政治家の地位に居続けることのみがその仕事になってしまっているように見えてしまう。
 まさしく丸山真男先生がおっしゃるところの、「である」と「する」価値の倒錯、である。(「である」ことと「する」こと~2年現代文~)
 それに、麻生首相がその座についたとき、自民党の方々は「みんなで総理を支える」とおっしゃっていたはずだ。
 人気がなくなると、こんどはやめろというのは人としてどうなのか。
 それが娑婆だとも言えるけど。 
 「人生はものまねだと思う」とラジオで誰かが言ってたのを聞いて、なるほどなあと思ったことがある。
 ある社会で、人の上に立っている人が、ものまねしたくなるような人である場合、その社会は幸せであると思う。
 ものまねしたいと思う人がたくさんいるかどうか。これ幸せをはかる物差しにならないだろうか。
コメント
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