水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

なるほど

2009年06月30日 | 日々のあれこれ
 今日で、2009年の半分が終わったことになる。はやいなあ。
 一日一日を味わうひまはまったくないが、きっとそれは幸せなことだ。
 授業中に問題を解いている様子を見てて、最近気づいた。
 現代文の授業で、わりとがっつりとした記述の問題を解いてもらうときの様子。
 じっくり考えて、解答欄にいきなり答えを書き出す子が多いのだ。
 ちょっと待ってくれ、このレベルのこの字数の問題だったら、プロのおれでも二回は下書きするよ、と思う。
 考えるのをやめさせて、傍線部をパーツに分け、どういう方向で書けばいいかのヒントを言い、やってごらんという。
 それでも、いきなりマスに書こうとする。
 だから、なかなか書き出せない。 
 時間が経ち、答え合わせをする。
 ここはこう言い換えて、この指示語の内容をいれてと説明していく。
 で、最後の解答例を板書すると、それだけを書き写す子がまた相当いる。
 数学でいうところの途中式がないのだ。
 数学では答えだけ見ても、理解できないのはみんなもよおくわかっていると思うけど、国語ではなんとなくわかる気がしてしまうのだろう。
 なるほど、この状態では、いくらまじめにノートを取っていても、頭の使い方は学べない。
 途中式をもっときっちり板書するようにしようと心に決めた。


 
コメント
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