水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

進化

2009年11月09日 | 日々のあれこれ
 今日は、わたなべ先生とダブルで合奏をする。
 土日よりも音は大きくなった。たんに人数が多かったせいと、わたなべ先生に「フォオルテェ!」と言われたから。
 いわれないとやらない状況をつくるには、もっとやるしかない。
 わかってても、fにすべき瞬間に気づいて、気づいた時にはタイミングをうしなっていたという場合も多いようなのだ。

 現代文の授業ネタを探そうとネットを逍遙してて、「ほぼ日」のサイトで小山薫堂氏と糸井氏の対談を読んだ。
 そのなかにこんなくだりがある。

~ 
糸井 : 前に、たしか吉本隆明さんが文章の中でおっしゃっていたんだけど、コムデギャルソンのことを語るときに、「自分が進んだ人類じゃないかっていう表情でモデルが歩いてる」、っていう言い方をしてて。上手いでしょう?
小山 : あー、なるほど。
糸井 : 「進化した人類じゃないかっていう表情で、モデルたちが闊歩する」って言い方を聞いて、その言葉がどれだけ、自分の中の服飾史に影響を与えたか。値段がもっと高いものを着ても、進んだ人類になれないときはダメですよね。
小山 : うんうん。
糸井 : 「いいや」、って着てるものと、誇りを持てる服と、ありますよね。
小山 : あー、ありますね。 ~

 ジャンルの先端をいく人たちってこういう顔してるんだなあと思った。
 上手な学校は、入場してきたときから雰囲気がある。
 上手な中学生は、入ってきたときに、えっ高校生? と思うくらいだ。
 髪をしばる学校が多い中で、東海第四さんは、髪をそのままにしててお姉さんぽく見えて、なかなかいい(これは、質がちがうか?)
 しつこいけど、伊奈学園さんは、こんな顔で吹いてる気がするなあ。

 そんな顔して演奏できるようになりたい。
コメント
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