水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

ドッグ

2010年01月05日 | 日々のあれこれ
 ずいぶん長い間あってない友人からの年賀状に、「たまに顧問日誌を読んでます」と書いてあるのをみて、若干の気恥ずかしさを抱きながら、なるほどネットとは全世界に開かれたメディアであるなあと感心した。
 世界中で書かれているブログのうち、半分近くが日本語で書かれているそうだ。
 びっくりですね。
 それほど日本人は、書くことが好きな民族なのだ。
 それは歴史的にそうにちがいなく、江戸時代終わりの識字人口比率が世界で圧倒的に高かったということでもわかる。
 そのせいで日本は、他のほとんどの非西欧国とはことなり、列強の植民地にならなくてすんだともいえる。
 そんな世界に開かれたメディアで書くべきことではないのだが、明日の人間ドッグがすこし不安。
 二日に一晩だけ帰省して幼なじみと会ったが、久しぶりに会えば身体的衰えの話になるのは、いづこにおいても同じであろう。
 いったい日本中でどれだけのおやじが不健康自慢をしていることか。
 ほんとは夏休み中に行く予定だった。
 部活や講習の予定などがだいたい明らかになってからいつも行っているクリニックに電話したら、8月はいっぱいですと言われた。
 だいたいお上のつごうだけで、ふぁっきん忙しい夏休み中に済ませなさいというお達し自体に不満はもっていたのだ。
 それで2学期の授業のない日を予約したら、間際になって休みをとれない状況になり、キャンセルをして翌月はどうですか? もううまってます、じゃ11月の土曜は? いっぱいですね、じゃいつなら空いてるんだよ! と決まったのが明日なのだが、年末年始という身体的にはもっともゆるい状態でいって大丈夫だろうか。
 提出するアンケートを記入する。
 寝る前2時間以内に夕食を摂ることがありますか?
 ほぼ毎日。
 運動は週に何回しますか。
 なし。
 お酒を飲まない日は週に何日ありますか?
 ねえよ。
 生活習慣を変える気持ちはありますか?
 だからねえっつってんだろ、いそがしいんだよ。
という気持ちをこめながらチェックをいれていく。
 だいたい腹回り85㎝以上だと要注意というメタボ基準値なんてものがあやしい。
 身長や体格に関係なく一律85㎝と決めるアバウトさが。
 じゃなにかい? おれもアンドレザジャイアントも一律同じ基準で診断されるのかい?
 85㎝なんていったら35歳以上の金管奏者はほぼ全員メタボではなかろうか。
 ああ、新年早々こんなに品格のない文章を全世界に発表してしまうことをお許し下さい。
 
 
コメント
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