一学期唯一の学年集会で10分ほど話す。
なぜか今学期は設定されてなかったのだが、勉強ぐらいしかやることのないLHRだったので入れてもらった。
ほんとうはもっとしゃべる機会がほしい。
進路指導部長の話のあと、「受験は団体戦だ」という、3年生定番の話をする。
話しながら、実際そうなんじゃね? と思う。
純粋に個人戦を戦って、より望ましい結果を出せるほどの強い自己をもっている子はほとんどいないのではないか。
ウェイトトレーニングひとつとっても、トレーニング場に自分一人だったら、そんなに追い込めないよねという話に何人かは納得してくれたような気がしたが。
ふりかえってわがバンドはどうか。
これはまさに団体戦を挑むしかないだろうなあ。
個人戦は厳しい。
たとえばコンクールにC部門(20人以内)しかなかったら、うちが勝てる要素はかぎりなく少なくなる。
アンコンは毎年よく健闘してると思う。
なんとか40人、50人の戦いにもちこんで、一人一人が足りない部分を補いあって、総体として何かを作り上げることによって、勝負していくしかない。
サッカーでも、個人技に秀でた選手を集めても組織として機能しなかったら勝てないし、その逆もある。
組織として機能するためにどうするか、そうなると音楽以外の要素も入ってくるから、ますます団体戦になってくるのだ。