水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

応援

2011年07月09日 | 日々のあれこれ

 さて、野球応援の練習もはじまった。
 本音を言えば、この時間をコンクール練習につかえたなら、と思わないでもない。
 しかし、費やす時間でははかれないものを手に入れられる面がたしかにある。
 応援がやってみたくて入部した子もいる。
 日頃学校中を使わせていただいているのだから、その恩返しにもなる。
 どうせ行くのなら、昨年以上に応援させてもらいたい。

 足りない楽譜を購入するためにミュージックエイト社のホームページをみてたら、野球応援「黄金の9箇条」というコラムが載っていた。

 
 【第1条】音を出していいのは「攻撃」の時だけ
 【第2条】3アウトになったら、途中でも即演奏中止
 【第3条】「旗」は掲げたら最後、試合終了まで微動だにさせてはいけない
 【第4条】木管楽器を使用する以上、覚悟が必要
 【第5条】グラウンドへ向けて吹いてはいけない
 【第6条】水・後頭部・楽器の三つを保護せよ
 【第7条】「打楽器」禁止だったらペットボトルを使え
 【第8条】決め所は1・7・9回の攻撃開始時
 【第9条】勝っても負けても、エールを忘れてはいけない


 国語の先生的視点からは、次元の異なる内容をたんに羅列しただけではだめですよと言いたくなるが、参考になる。
 とくに7条。4条でも注意されているので、木の楽器の子は原則居残りにしてるが、応援組に加わりたかったら、ペットボトルをもってきてもらおう。
 6条も大事だな。
 応援から帰ると、もう練習できない状態になってしまうことも多々あるのだが、なんとか体調管理をして、本来のやるべきことも着実の進めていかねば。
 2チーム制にして交代で演奏する方式を今年はとってみようかとも思っている。
 チームK(かわごえ)とチームH(ひがし)かな。
 3条は、応援団のない本校には関係ないが、なんとも古風な教えだ。
 どおくまん『花の応援団』をつい思い出してしまった。
 こういうしきたりは、誰かがいいだすと、一人歩きする。
 何年も前になるが、「かっとばせ~○○、( )倒せ~」と、( )に相手高校名を入れて野球部さんが声援を送っていた時があった。
 どこ高校だったけな。
 そしたら、途中で向こうの応援団の方(高校生)がおれのとこに話があると言ってきて「倒せ」は失礼だからやめてください、ふつう言わないものです、と意見する。
 誰に対しても謙虚なこの俺様のことだから、申し訳ありません、そのしきたりを知らなかったのでご勘弁くださいと「どげせん」のごとく謝ったのだった(なぜに俺が)。
 「倒せ」を言わないのは、今すっかり浸透してるし、あえて言おうとは思わないけど、言ったってよくね? 倒さなきゃ勝てないんだし。
 9条。試合後のエール交換。本音では負けた上に相手を讃えたりしたくないし、一分でも早く退出するのが本当はいいのだ。
 わたし的には、応援おたがいお疲れ様でしたの気持ちで、相手校の顧問の先生方に向かってお辞儀をして帰ることにしている。

コメント (1)
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