一人一人が後輩の前でしみじみと思いを告げる、3年生たちの仮引退式があると思っていたら、それよりとにかく合奏したいというので、今年の3年らしいなと思いながら「いいんじゃない」と答える。
講習を終えてお弁当を食べて小講堂に向かうと、はじまっていた。わたなべ先生の指揮で、一年のときに彼らがD部門で演奏した「紺き空へ、碧き海へ」は、さすがに音符がならぶようになっていた。なんか三年前と同じ間違いをおかしている部分もみられたが。
定演やコンクールでやった曲を次々と楽しそうに演奏している姿を、真面目にみているとたぶん泣くので、新しい譜面の予習をしながら基本的に不機嫌そうな顔で聴いていた。
3年は自分の学年でもあるので、入学時のイメージも残っている。はやいなあ。
合奏に無理矢理入らせられている1年生たちが、半年後には先輩にいろいろ教えるくらいになっててほしいものだ。
「自分たちの分まで県大会でがんばってください」と昨日メールした「男祭り」仲間の先生方から、おつかれさま、がんばって、との返信をいただき、歩き出そうと思った。