考えてみると、専門家にポップスの曲をみてもらうことはあまりない。
まして文化祭で演奏するミュージックエイトの譜面とかは、なおさらだ。
こういう曲も専門家にみていただくと、おそろしくクオリティがあがる。
もちろんすぐに演奏そのもののクオリティがあがらない面はあるが、何をどうすればいいのかが明らかになる。
星野高校にみんなで出かけ、パート練習から、合奏。
(星野の)中島先生に「全部、お願いします」と言って、押しつけた合奏を聴きながら、そんなことを考えていた。
チューバのプレーヤーとして、バンドの指導者として活躍され、今年度から星野高校の音楽の授業と吹奏楽部を担当される方だ。
なにより中島先生自身が、ポップス曲を勉強されている。
ポップスの演奏経験が豊富だとかの話ではなく、吹奏楽の演奏としてどうすればいいのかのお勉強を。
原曲を聞き込んで歌詞も覚えるくらいにご存じで、そのニュアンスを演奏するのはこうしたらいいと、指導される。
そこはベースラインチームで四小節のストーリーをつくってください。
このフレーズのこの臨時記号に気持ちがこもってるんだよ。
転調したときは、シャープやフラットの変わった音をもっと強調して … 。
どきどきするくらい勉強になるなあと思える感覚は久しぶりだった。
合同演奏の練習だけでなく、うちだけの曲の合奏もぜひ一度みてもらいたいと思う。
考えてみたら、星野の先生なのだから、レッスン代も気にしなくていいはずだし、それに同じ学園内の職員としては俺の方が格上ではないか。
ちょっと来てくんない? と言えば拒否はできまい。ふふふ。楽しみだ。
もちろん自分ももっと勉強しようと思ったよ。