11日。サークル合宿で野沢温泉から来た長女と松本駅で待ち合わせて、妻の実家を訪れた。義父の新盆だ。
ちなみにこれって「にいぼん?」「あらぼん?」。湯桶読みを避けるなら「しんぼん」が適当だろうが、なんか感じが出ない。wikiってみるとどっちでもいいみたいだが、国語の先生としてはたしかめておかねば。
夜、小学四年の甥に突然カブトムシとりの随行を命じられる。甥の父の運転する車で高台にある城山公園にいくと、狙いをさだめてある木に予定通りカブトがいる。甥の友達も合流し、採り終わった後に山分けをする小学生同士のやりとりが、無性に懐かしかった。
翌午前中、お盆のお経をあげてもらい、義母と三人で街中に出る。松本での外食といえば、「こばやし」の天ざるそば、「池国」のソースカツ丼、「デリー」のカツカレーの三品だった。20数年前に義父に教えてもらった三大ランチを、ずっとローテーしてた。どれも、それを食べるだけのために新宿からあずさに乗ってしまいたいと思ったことがある魅力ある品だ。
「こばやし」の前に行くと、二時半だというのに見たこともない行列がある。しょうがないね、とあきらめて池国前に行くとランチ終了の札が。なかに声をかけると「ごめん、ごはん終わっちゃった」とおかみさんの声がかえってくる。残念。駅前のヨーカドービルの5Fにあるそば屋さんで、三人で天ざるをすする。そばそのものは「こばやし」さんに劣るものの、揚げたての天ぷらはおいしいし、満足できた。
中央線で松本から立川、西国分寺へ、武蔵野線、東上線と乗り継いで帰宅。松本駅で買った天然エノキの瓶詰めとふき味噌を真澄でしみじみいただいた。