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カカ ジャージ
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トニー・アルメイダ シャツ 24
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QED-百人一首の呪 高田崇史
歴史等の蘊蓄を前面に押し出し、歴史上の謎と現代のミステリーを絡ませて展開させる歴史ミステリーには、面白いと感じるかどうかについて、いくつかのポイントがあるように思われる。まずは、歴史上の謎へのアプローチが鮮やかでその歴史上の謎の解明に近づいていると感じさせること、もう1つは歴史上の謎の解明が現在の事件の解明と深く関連していていること、この2点と考える。本書は、後者の関連はよくわからないというか、作者もあまり重視していないように見受けられるが、前者については本当によくできているように思われる。むしろ、多少際物扱いされるかもしれないが、現代の殺人事件などと絡ませずに、百人一首に関する考察の本として、あるいは舞台を藤原定家の時代に設定した別の「歴史ミステリー」にしてしまった方が良かったのではないかと思われる。現代の事件の方も、百人一首だけでなく、その他の要素もいろいろ盛り込まれていてそれなりに面白いし、一粒で2度美味しいとまではいかないが、両方楽しめる作品であることは間違いない。それと、作中に、昔結構熱心に読んだ記憶のある林直道「百人一首の謎」といった本の名前がいろいろ出てくる点、懐かしいのと同時に、作者と土台が一緒のような気がして親近感を覚えた。(「QED-百人一種の呪」高田崇史、講談社文庫)
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