こちらもベーブ・ルースにちなんだコレクティブル。ベーブ・ルースが最後のホームラン(714号)を打った球場の座席の一部を埋め込んだものである。これも直接ベーブルースとは関係ないが、ベーブ・ルースにちなんだものという範疇のコレクティブルになる。なお、アメリカの野球場(ボール・パーク)は、近年改築ラッシュで、古い球場が取り壊され、こうした記念品が大量に出回っている。これもそうしたものの1つである。
少し変わったコレクティブルだが、これは、ベーブルースが、ワールド・シリーズに初めて出場した試合が行われた1916年に鋳造されたアメリカの10セント硬貨(ダイム)を埋め込んだコレクティブル。要するに、ベーブルースの写真がなければ、91年前とかなり昔ではあるが、ただの古いアメリカのコインである。直接、ベーブ・ルースと関係のある記念品ではないが、こうしたコレクティブルをみると、明らかにベーブ・ルースのものならば何でも集めようというコレクターの存在を意識したものであり、アメリカにおける衰えぬベーブ・ルース人気を示しているように思われる。それから、これをみると、アメリカのコインは、91年間ほとんど大きさなどが変わっていないということが判る。これにはかなり驚かされる。
少し前に、A・ロッドのバッティング・グローブのコレクティブルを紹介したが、これもそれと同じシリーズのK・グリフィーJrのグローブのコレクティブルである。希少価値もさることながら、このシリーズは結構デザインがしゃれているように思う。