ジョシュ・ホロウェイ ＬＯＳＴ ソーヤ サイン

ＬＯＳＴのコレクティブルは、既に何枚か紹介済みだが、次に出演俳優のサインをいくつか紹介していきたい。まず最初は、ＬＯＳＴの準主役ソーヤ役のジョシュ・ホロウェイのサイン。使われている写真はＬＯＳＴの中のものに違いはないが、ＬＯＳＴのなかのソーヤはあまりこうした深刻な顔をしていないので、誰だかわかりにくい。サインは、勢いがあって、大変良いサインである。文字がスペースに比べてやや小さい気もするが、これ以上大きく書くとスペースをはみだしてしまうぎりぎりの大きさになっている。よく計算されて書かれた丁寧なサインという意味でも、大変良いサインである。

家、家にあらず 松井今朝子

大名家の奥女中になった同心の娘が、様々な不可解な事件に遭遇しながらも、それに立ち向かっていく姿を描く、ミステリー味のある時代小説である。主人公は最後まで大名家のしきたりなどに馴染めず、読者もはらはらしながら、主人公と一緒に謎の真相に近づいていく。大名家の奥御殿の様子が、そこに住む人々の心情も含めて活写されており、そのリアリティーに感服させられる。そうしたしっかりした時代考証があってこその名作だ。（「家、家にあらず」松井今朝子、集英社文庫）